プロフィール
 湿地タイプ 

 河口干潟

生きもの

鳥類

イソシギ、ミサゴ、チュウシャクシギ、ヒドリガモ、カンムリカイツブリ、ウミアイサ など

水生動物

マハゼ、アシハラガニ、ハクセンシオマネキ、タマキビ、アラムシロガイ など

植物

スジエビ、イソテッポウエビ、クルマエビ、アナジャコ など

源流を広島市佐伯区湯来町の赤土に発し、五日市町中地で最大の支川である石内川と合流した後、瀬戸内海に注ぐ全長約20㎞の二級河川です。
広島県内でも有数の水鳥の飛来地で、春や秋にはシギ・チドリ類、冬にはヒドリガモを始めとするカモ類など100種を超える鳥たちで賑わいます。干潮時に河口部に現れる干潟には、魚類はもちろん、カニ類、貝類など多様な生き物が生息し、水鳥たちの生活の糧となっているほか、河口付近のヨシ原も特有の生態系を育んでいます。
クリーンアップ活動では、釣り客が忘れて行った釣りの仕掛けなどにより、鳥が傷ついてしまわないよう特に注意して回収しています。

活動レポート & 近況報告

2021年8月13日(金)

ソリハシシギとコアジサシのホバリング
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ソリハシシギとコアジサシのホバリング

こんにちは、ヒガタンです!


今年度はコロナ感染防止のため、社員ボランティアの活動を中止しているため、現地でお世話になっている広島環境サポーターネットワークさんより、最近の活動についてレポートいただきました。


【活動内容】みずとりの浜公園清掃活動および野鳥(カモ類を中心)観察会。活動場所は、広島市佐伯区八幡川の河口干潟周辺となります。
【おすすめポイント】今年はカニ類の発生が例年より多く、ゴールデンウイーク前後には、彼らを目当てに多くの旅鳥たちの姿が見られました。埋立地内では、久々にコアジサシが営巣しました。サポートしている広島市の地球ウォッチングクラブ(こどもエコクラブ)の活動は、新型コロナ禍のため残念ながら次々中止となっており、現時点での活動は会員各自の自主的(個人的)なものにとどまっています。
【今後の活動】ゴールデンウイーク前後に訪れる旅鳥(シギ・チドリ)たちの多様性には、目を瞠るものがあり、機会があればラムサールサポーターズの皆さんにも観察してもらいたいと思っています。今回のインタビューを、八幡川というフィールドやそこで暮らしている生き物たちの紹介・発信の場にさせていただければ嬉しいです。ラムサールサポーターズとの活動が再開できる日を楽しみにしています。


MS&ADグループでは、八幡川河口干潟の自然環境保全のため、今後も「ラムサールサポーターズ」活動を続けていきます。

 

広島環境サポーターネットワークHP URL: http://hiroshimakankyo.net/

2020年2月9日(日)

前日は雪模様でしたが、当日は日差しもあり、無事活動ができました。MS&ADグループ役職員・家族、サポートしていただく広島環境サポーターネットワークの皆さん80名での活動となりました。きれいに見えた公園でしたが、思った以上にごみがあり、清掃活動の必要性を感じました。
その後、広島環境サポーターネットワークの方々の説明を聞きながら、野鳥観察会を行いました。多くの野鳥が観察でき、有意義な時間を過ごせました。今後も、野鳥の生息できる水辺を維持できるよう、活動を継続していきたいと思います。

2019年2月3日(日)

雨天のため活動中止(参加予定人数63名)

  

2018年2月4日(日)

最高気温が「4度」と非常に寒い日でしたが、約60名の社員および家族の参加で、八幡川河口で公園内の清掃および野鳥観察を行いました。当日は、広島環境サポーターネットワークの皆さんのサポートのもと、水辺に生息するマガモ・ウミネコ・ユリカモメをはじめ11種類の野鳥を確認することができました。今後も、野鳥の生息できる水辺を維持できるよう、環境保全活動を継続していきたいと思います。(MS&ADホールディングス)

  

2017年1月21日(土)

今年も八幡川河口で、清掃活動と野鳥観察を行いました。MS&ADグループの社員と家族62名が参加、ヒドリガモ、マガモ、オナガガモ、ウミネコ、ユリカモメ、コサギ、カワウなど、広島環境サポーターネットワークの皆さんに解説していただきながら、たくさんの鳥を観察して自然と触れ合う1日となりました。(MS&ADホールディングス)

2015年3月8日(日)

冬鳥たちにとって春は旅立ちの季節。
3月、河口には420羽のスズガモが大集結、やがてオホーツク海を渡ってロシアを目指します。河口付近のアシ原では、アシ原三兄弟のオオジュリン、ツリスガラ、セッカが草の茎に潜む昆虫などを探して飛び交っています。オオジュリンは北海道など、ツリスガラはユーラシアなどの北国へ向かいます。やがて夏を迎える前、小さなカニなどがひしめく水辺に、南半球からやってきたシギやチドリなどの旅鳥たちが立ち寄り、アシ原の主役はオオヨシキリに変わります。
飛来する鳥たちとともに、季節感いっぱいに刻々と表情を変化させる豊穣の八幡川です。(広島環境サポーターネットワーク)

2014年10月19日(日)

(広島環境サポーターネットワーク)
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(広島環境サポーターネットワーク)

「カモたちの冬、きずなの冬」
10月になると、北から冬の使者ガン、カモたちがやって来ます。オスは地味な繁殖羽から美しい婚姻羽に変わりメスにプロポーズカップルは常に寄り添い、きずなを深めあいます。ひと冬のハネムーンで過酷な渡りへのモチベーションをアップした、カモたちは、春になるとそれぞれのDNAを背負って、北へと力強く羽ばたいていきます。
写真はスズガモ、羽音が鈴を鳴らすように聞こえることからこの名があります。日本にやってきたばかりで、地味な繁殖羽が残っていますが、2羽のオスはこれからモノトーンのシックな婚姻羽にドレスアップして、婚活をはじめます。

2014年6月1日(日)

繁殖のため北に向かった旅鳥たち、八幡川はいよいよ夏を迎えます。干潟のアシ原周辺には、アシハラガニを始め希少なハマガニやハクセンシオマネキ。チゴガニやコメツキガニもハサミを振り上げてメスにアピールしたり、食べ物を濾し取った砂を巣穴の周りにダンゴ状に積み上げたり、十種類を超えるカニたちがそれぞれのライフスタイルでわが世の夏を謳歌、豊穣の干潟に小さな命がひしめきます。(広島環境サポーターネットワーク)

2013年10月19日(土)

今年も干潟のいきものたちは元気かな?八幡川河口干潟では、いきもの観察を行う前に、まずはいきものたちの生息環境を守るための清掃活動を行います。「釣り客が残す釣り糸や釣り針などがいきものたちにとって危険です」という話を聞いた直後、なんと釣り糸に絡まって苦しむ、モクズガニを発見!絡まる糸から逃げようともがいたせいか、大きなはさみが取れてしまっていました。動けず水から干上がって泡を出し瀕死のところ(カニはエラ呼吸なんです!)、釣り糸をはさみで切って水の中に逃がしました。ゴミの放置がいかにいきものにとって危険か、そして清掃活動がいきものを守るために重要であるという事実を、カニの救出劇を通じて参加者全員が確認できる貴重な機会となりました。

2013年5月28日(火)

5月上旬前後の八幡川はオーストラリアなど南半球からやってきたシギ、チドリなど国際色豊かな旅鳥たちで賑わいます。今年もチャーミングなチュウシャクシギを中心に、いろいろな鳥たちが旅の途中に姿を見せ、繁殖のため北へと飛んで行きました。くちばしなどに種ごとの特徴を備えた彼らの洗練された姿、その多様性には目を見張るものがあります。ラムサール条約の主役である水鳥たちが旅の途中で安心して立ち寄ってくれる美しい渚をいつまでも守っていきたいものです。

2012年10月13日(土)

気持ちのいい秋晴れの空の下、今年も八幡川河口に行ってきました。ここは海水と淡水の入り混じる汽水域で、河口干潟としての独特の生態系をなしています。周囲のごみ拾いを行った後、水生生物の観察を行いました。当日は様々な生きものが見つかり、「日頃生活している地域にも、たくさんの生きものがいることを実感できた」、「この環境を守っていきたいと感じた」といった声が聞かれました。