ERMをベースにしたグループ経営

当社グループでは、ERM(Enterprise Risk Management)サイクルをグループ経営のベースに置き、健全性の確保を前提として、収益力及び資本効率の向上のための取組みを行っています。リスク選好方針等を踏まえて各事業への資本配賦を行い、配賦した資本を活用してリスクテイクを実施し、ROR(Return On Risk)等のモニタリングを通じて、適切なリスクコントロールを行っています。2021年度は、ERM委員会を中心に、資本・リスク・リターンのバランスを踏まえた、グループ各事業・商品等の評価・管理の高度化に取り組み、ポートフォリオ変革を更に進めていきます。

リスク・リターン・資本の一体管理

経営ビジョンを実現するため、グループリスク選好方針に沿った中期経営計画を策定の上、ERMサイクルをベースにリスク(統合リスク量)・リターン(グループ修正利益)・資本(時価純資産)を一体的に管理し、健全性の確保、資本効率及びリスク対比ターンの向上を図っています。

ERMサイクル

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拡大

収益性向上に向けた取り組み

健全性を確保しながら、資本効率を高めていくため、当社グループでは、各事業ドメインでの下記の取組みを通じて、適切なリスク・リターンの確保を図っています。

RORの推移

リスクのコントロール

当社グループでは、「MS&ADインシュアランス グループ リスク管理基本方針」を定め、グループ内で共有された基本的な考え方のもとでリスク管理を実行しています。具体的には、当社グループの事業ポートフォリオに影響をおよぼす主要なリスク事象を洗い出し、そのリスク要因を定量・定性の両面から評価することによって、リスク管理を推進しています。

・リスク管理基本方針
・リスク管理体制
・保険事業のリスク
・海外事業のリスク管理態勢
・危機管理体制(事業継続計画を含む)

 

リスクの特定

当社グループでは経営が管理すべき重要なリスク事象をグループ重要リスクとして捉え、管理取組計画を策定するとともに、各リスクの状況を定期的にモニタリングしています。

中長期的に当社グループ経営に影響を与える可能性のある事象や、現時点ではその影響の大きさや発生時期の把握が難しいものの認識しておくべき事象を、次のとおりグループエマージングリスクとして定期的にモニタリングしています。

自然災害のリスク保有量のコントロール