グループの特長である多様性から生まれる発想力と創造力を活かし、先を見据えた社会の変革に応える新たなソリューションを創出していきます。

CDOメッセージ


2022年度からスタートした中期経営計画(2022-2025)では、グループの3つの基本戦略の一つとして、「Value(価値の創造)」を掲げておりMS&ADインターリスク総研を中核としたCSV×DX取組を推進しています。その取組みを加速するとともに、グループ全体でシナジーを発揮するため、グループ各社間でのデータ共有を目的とした「グループデータ連携基盤」を構築しました。
更に、より多くのお客さまに最適なソリューションを提供するために「代理店を通じたソリューション提供」を開始しました。
これらCSV×DX取組の基盤となるのは当社グループの人財であり、2018年度から注力しているデジタル人財の育成やデジタルカルチャーの醸成も継続して推進しています。また、AIなど最先端の技術を研究するため 、オックスフォード 大 学 の A I ベンチャー で あるMind Foundry社と、最先端のテクノロジー、サイエンスの研究開発活動を行う共同研究所「Aioi R&D Lab-Oxford」を2022年11月に設立しました。これらの取組みが総合的に評価され、経済産業省、東京証券取引所及び独立行政法人情報処理推進機構が共同で実施する「デジタルトランスフォーメーション銘柄(DX銘柄)2023」にも選定されました。デジタル技術の革新が日進月歩で進む中、引き続きグループ一体となってDXを推進し、地域・社会の課題解決に貢献していきます。

MS&ADインターリスク総研を中核としたCSV×DX取組と    新たなソリューションの提供

2022年度より、MS&ADインターリスク総研を中核に据え、デジタル・データを活用した補償・保障前後におけるソリューションの開発・販売を推進し、ビジネスモデルの変革に取り組んできました。
具体的には、AI技術を活用して潜在的な交通事故発生リスクを評価・可視化する「事故発生リスクAIアセスメント」や、将来の洪水リスク変化を捉えた高精度・高信頼度・高解像度のハザードマップを活用した「LaRC洪水リスク分析サービス」といった、社会課題の解決につながる先進的なソリューションの提供を開始しました。これらはMS&ADグループ各社が保有するデータ・スキル・ナレッジを最大限に活用して生まれたソリューションの一例であり、まさしく“グループシナジー”の賜物です。
また、2 0 2 3 年 4月より、新たに「代理店を通じたソリューション提供」を開始し、より多くのお客さまに最適なソリューションを提供することで社会課題の解決をめざします。

グループデータ連携基盤の開発

グループ各社が保有する損保・生保のデータを安全かつスピーディに共有する「グループデータ連携基盤」を開発しました。グループ横断で利用することにより、新たなソリューションの創造と既存ソリューションの高度化を図ります。

DXによる事業開発推進及びデジタル人財育成

DX銘柄選定

当社グループ一体となって取り組む、データやデジタルを活用した新たなソリューションの提供やDX基盤の強化などが評価され、「デジタルトランスフォーメーション銘柄(DX銘柄)2023」に選定されました。
当社の選定は、「DX銘柄」「DX注目企業」とその前身である「攻めのIT経営銘柄」「IT経営注目企業」から通算して5回目となります。