MS&ADインシュアランス グループは、目指すグループ像を明確にするため、経営理念(ミッション)、経営ビジョン、行動指針(バリュー)を定めています。また、経営理念の実現に向けたサステナビリティの考え方を定め、取り組みを進めています。

 

MS&ADインシュアランス グループのサステナビリティの考え方

MS&ADインシュアランス グループは、経営理念の実現に向け、「価値創造ストーリー」を紡ぐ企業活動を通じて、社会との共通価値を創造し、「レジリエントでサステナブルな社会」を目指します。
信頼と期待に応える最高の品質を追求し、ステークホルダーとともに、地球環境と社会の持続可能性を守りながら、誰もが安定した生活と活発な事業活動にチャレンジできる社会に貢献し続けます。

(グループコーポレートガバナンスに関する基本方針 第2章 2.)

サステナビリティ課題への取組

  • MS&ADインシュアランス グループ※1は、商品・サービスの開発や提供および投融資等グループのあらゆる事業活動において、環境・社会・企業統治(ESG)等のサステナビリティに配慮します。
  • グループ中期経営計画「Vision 2021」では、SDGsを道しるべとし、気候変動への対応、自然資本の保全および人権尊重の3つの分野を中心に、具体的な取組を進めていきます。気候変動は、気象災害や生態系に大きなインパクトをもたらす特に重大なリスクと認識しています。
    パリ行動誓約への署名企業として、気候変動リスクを低減するための新しい技術・取組等※2を支える活動を続けていきます。
  • 安心と安全を提供する保険・金融グループとして、ステークホルダー等との対話を大切にし、サステナビリティ課題への理解をともに深め、社会との共通価値の創造に取り組みます。

 

(※1)MS&ADインシュアランスグループは、以下のイニシアティブに参画しています。多様化するサステナビリティの課題を把握し、ともに行動し続けます。

  • パリ行動誓約(Paris Pledge for Action)
  • 国連グローバル・コンパクト(UNGC)
  • 国連環境計画・金融イニシアティブ(UNEP FI)
    〔持続可能な保険原則(PSI)、自然資本ファイナンス・アライアンス(NCFA)〕
  • 責任投資原則(PRI)
  • 気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)最終提言
  • 気候変動イニシアティブ(JCI)
  • 持続可能な社会の形成に向けた金融行動原則(21世紀金融行動原則)
  • 企業と生物多様性イニシアティブ(JBIB) 他
     

(※2)再生可能エネルギーや次世代自動車の普及支援、産官学連携による気候変動リスクマネジメント策など。

 

(※3)サステナビリティに関する取組方針・計画等は、取締役会および四半期毎に開催される委員会で論議を行っています。サステナビリティ委員会は、当社およびグループ国内保険会社の社長、企画担当役員、リスク管理担当役員および社外取締役等で構成され、論議内容は取締役会および経営会議に報告されます。

MS&ADの「価値創造ストーリー」とビジネスモデル

「サステナビリティの考え方」にもとづき、保険・金融サービス事業者として、事故や災害をはじめさまざまなリスクを引き受け、万一の際の補償を提供します。また、リスクそのものの発生を抑制するために、リスクを引き起こす要因となる社会的課題の解決に力を注いでいます。「リスクを見つけ伝える」、「リスクの発現を防ぐ・影響を小さくする」、「経済的な負担を小さくする」、この取り組みにより、企業活動を通じた社会との共通価値の創造を実現していきます。

 

2030年に目指す社会像「レジリエントでサステナブルな社会」

2018年、グループサステナビリティ委員会で7つの重点課題(CSV取組)とそれを支える基盤取組について論議を重ね、サステナビリティ中期計画を定め、中期経営計画「Vision 2021」に組み込みました。「Vision 2021」において、2030年に目指す社会像を「レジリエントでサステナブルな社会」としました。ステークホルダーから広く支持され、持続的に成長していくには、企業活動を通じてこれまで以上に社会との共通価値を創造し続けること(CSV:Creating Shared Value)が不可欠です。国連の持続可能な開発目標(SDGs)を道しるべとして重点課題に取り組み、「レジリエントでサステナブルな社会」の実現を目指します。

 

重点課題の特定

重点課題の特定にあたっては、世界共通の目標であるSDGs(持続可能な開発計画)やISO26000をはじめ、ステークホルダーが重視する項目と当社グループの事業における重点課題を洗い出し、双方にとって重要度の大きいものを選択しています。

[STEP1]社会的課題についての分析

社会で解決が求められている課題を的確に把握するために、ステークホルダー(お客さま、株主、取引先、環境、地域社会・国際社会、社員、代理店)の意見と、国際的な枠組み、目標等をもとに社会的課題の洗い出しを行いました。

 

社会を取り巻く多様なリスク

  • 多様化・甚大化する事故・災害
  • 限界に近づく地球環境(気候変動や資源枯渇等)
  • 高齢化に伴う介護・医療の負担増
  • 格差拡大等による社会の活力低下

 

[STEP2]重点課題の特定

洗い出した社会的課題と当社グループの事業活動について、社会の持続可能性への貢献度が高い項目、かつ、取り組みが当社グループの長期的な成長に大きく影響するものを、経済(E)、社会(S)、組織統治(G)の領域ごとに分析を行い、7つの重点課題を抽出しました。これらの重点課題は社会と当社グループ双方に価値を創造する取り組みとして進めることを明確にするため、CSV(Creating Shared Value)取組と位置付けています。また、課題の解決によって到達すべきゴールはSDGsの目指すゴールとも一致しています。

 

[STEP3]重点課題を支える基盤取組の決定

これらの重点課題「社会との共通価値を創造する」(CSV取組)を軸に、これを支える基盤取組を「社会の信頼に応える品質」、「社員がいきいきと活躍できる経営基盤」として定めました。

 

[STEP4]経営への報告

特定した重点課題は中期計画「Vision 2021」のサステナビリティ重点課題として経営に報告を行い、インフォメーションミーティングや従業員への対面での説明会等を通じステークホルダーに公表しています。

目標と取組実績

KPI(主要業績指標)を定め、取り組みを推進しています。

優先的に取り組む課題

レジリエントでサステナブルな社会の実現にあたり、社会にとっても当社にとっても大きな影響を及ぼす3つの課題を優先的に取り組む課題としています。

ESG課題へのアプローチ

当社グループは、「サステナビリティの考え方」を定め、ESG課題への取組方針として掲げています。商品・サービスの開発や提供および投融資等、グループのあらゆる事業活動において、環境・社会・企業統治(ESG)などのサステナビリティに配慮しています。

マネジメント体制

サステナビリティに関する取組方針・計画等は、取締役会および四半期毎に開催される委員会で論議を行っています。サステナビリティ委員会は、当社およびグループ国内保険会社の社長、企画担当役員、リスク管理担当役員および社外取締役等で構成され、すべての事業活動におけるサステナビリティ課題への配慮についても論議されます。論議内容は取締役会および経営会議に報告されます。

国連グローバル・コンパクト※への参画

MS&ADインシュアランス グループは、国連グローバル・コンパクトの原則を尊重した企業活動に努めています。また、そのローカルネットワークのグローバル・コンパクト・ネットワーク・ジャパンの運営にも関わり、分科会の幹事を務めるなど活動にも積極的に参画しています。

 

(※)1999年にアナン前国連事務総長が提唱したイニシアティブであり、グローバル企業に対し、人権、労働、環境、腐敗防止に関する10原則を遵守し、実践するように求めています。