近年、交通事故による死亡者は減少傾向にありますが、依然として65歳以上の死者数が65歳未満より多い傾向にあり、死者数に占める高齢者の割合がこの10年間で増加しています。交通事故の死者数の約半分が歩行中、又は自転車乗用中であり、主な欧米諸国と比較しても高い割合にあります。また、運転中の携帯電話等の使用に起因する交通事故が近年増加傾向にあり、2019年には、道路交通法が改正になり「ながら運転」に対する罰則が強化されています。「漫然運転」「脇見運転」「運転操作不適」「安全不確認」など、いずれも不注意や油断をなくすことで未然に防ぐことができます。
自動車産業は100年に1度の大変革期といわれています。自動運転技術の進展やMaaS等の新たな交通インフラの整備・実証実験が進められている中、MS&ADインシュアランス グループでは、新技術に対応した新たな保険商品・サービスの開発に向け、他業種・行政団体等との研究・協働取組へ参画し、保険会社でこれまで培った知見を提供しています。また、テレマティクス技術やスマートフォン等を活用した安全運転を支援する保険商品・サービスの提供を通じて、交通事故の低減や、すべての方の快適なモビリティへのアクセスの実現に向け、取り組んでいます。

事故防止のためのサービスの提供、新たなモビリティサービスに対応した取組み

交通事故の防止には、事故につながるリスクを把握し、あらかじめ回避することが重要です。私たちは、交通事故防止につながる要素の見える化や、安全運転を支えるサービスを提供し、事故発生を未然に防ぐ取組みを進めています。また、MaaS等の新しいモビリティサービスの普及・促進のために、さまざまな機関と協働し、実装に向けた研究や実証実験等を行っています。

<取組例>

ドライブレコーダー搭載の

自動車保険

オリジナルの通信機能付き専用ドライブレコーダーに、最新のテレマティクス技術を活用して、お客さまの安全運転をサポートする「見守るクルマの保険(ドラレコ型)」を2019年1月に発売。専用ドライブレコーダーによる「映像録画機能」のほか、運転状況を認識して注意喚起を行う「安全運転支援アラート」や運転傾向等を離れて暮らす家族等と共有できる「見守りサービス」を提供。また、万一の事故で、専用ドライブレコーダーが大きな衝撃を検知すると、専用安否確認デスクへ位置情報等が連携され、専任のオペレータがお客さまに連絡し、事故の初期対応等のアドバイスを実施

 

GK 見守るクルマの保険(ドラレコ型)(MS)

タフ・見守るクルマの保険(ドラレコ型)(AD)

安全運転を支援する

アプリケーション・サービス

の提供

スマートフォン専用アプリや、通信型ドライブレコーダーを利用したテレマティクス技術を活用し、安心・安全につながるさまざまなメニュー(アプリケーションやサービス)を提供
※詳細は、各社のWebサイト・ニュースリリースをご覧ください


<アプリ>
企業・個人のお客さま向けに、安全運転診断等、事故防止・安全運転や万一の時の事故対応を支援する機能をアプリで提供

FOUR SAFETY(ながら運転防止支援サービス)(MS)

スマ保(MS)

「F-ドラ」フリート契約向けドライブレコーダー・テレマティクスサービス(MS)

「運転技能向上トレーニング・アプリ」の提供(AD)

サポNAVI(AD)

Biz セイフティ(AD)

三井ダイレクト損保アプリ(MD)

 

<サービス>

「VR(バーチャル・リアリティ)を活用した安全運転セミナー」の提供(インターリスク)

防災・減災に繋げる安全運転のためのヒント集(MD)

次世代のモビリティサービスの

研究・開発を支援するため

の協働、商品・サービスの提供

数多くの自治体・企業が、より便利で自由な移動体験の提供や地域の交通課題への対応に向けて、MaaS※等の新しいモビリティサービスを検討しています。そこで新しいモビリティサービスの普及・促進を後押しするため、運営する自治体・事業者との協働、商品・サービスの提供に取り組んでいます。
(※)MaaS…「Mobility as a Service」の略語で、交通インフラにおいて「移動」をサービスとして提供すること

 

<MSの取組例>

スマートモビリティの取組みをサポート(未来シェア)

「MaaS×保険」に関する協業取組(小田急電鉄)AIを活用した乗合タクシー実証運行への参画(伊那市)

Volocopter GmbHとの「空飛ぶクルマ」事業に関する業務提携

 

<MSとインターリスクの取組例>

低速モビリティを利活用したMasS共同取組(ヤマハ発動機)

デマンド交通を利用した相乗り通勤実証実験

「高齢者ドライバー事故ゼロ」社会実現に向けた共同取組(鯖江市)

 

<ADの取組例>

群馬大学内に「次世代モビリティ事故・サービス研究室」を設置

香川大学とのMaaSに関する特別共同研究の実施

「安全で最適な走行ルート」の実現に向けた共創取組(株式会社オプティマインド)

Ha:mo RIDEの走行データを活用した実証実験(豊田市)

位置情報を活用した新しいモビリティサービスの技術検証に関する連携(東日本旅客鉄道株式会社)

SYNQAとの決済プラットフォーム活用に関する資本提携

Joby Aviationとの「空飛ぶクルマ」事業に関する資本提携

 

<ADとインターリスクの取組例>

住民同士の送迎やバス・タクシー等を組み合わせた「日本初の共生型MaaS」実証実験(オムロン・ソーシアルソリューションズ株式会社・舞鶴市)

快適なモビリティ社会の実現をめざす商品、関連サービスの提供

新たな自動運転技術を活用したクルマが増えるといった変化がモビリティ社会にもたらされている中、テレマティクス技術を活用し、お客さまの自動車運転状況等を把握・分析し、安全運転・事故低減につながる保険商品や、お客さまの経済的負担の減少等、多様なニーズに対応した保険商品を国内外に提供しています。

<主な商品・サービス>

テレマティクス型の自動車保険

テレマティクス技術で取得した走行データに基づき、「安全運転のインセンティブ(割引)」と「安全・安心につながるサービス」を提供する自動車保険。
「得する」「楽しむ」「見守る」をコンセプトに安全運転を支援、万が一の事故の際には「テレマティクス損害サービス」や24時間365日の事故対応サービス「I’m ZIDAN」でお客さまをサポート。
海外においても米国、タイで運転挙動反映型テレマティクス保険の販売を開始(タイは同国初の本格的な運転挙動反映型テレマティクス保険)するなど、グローバルにテレマティクスを活用した保険商品の提供を推進

 

タフ・つながるクルマの保険

タフ・見守るクルマの保険プラス

米国 運転挙動反映型テレマティクス保険を開発

タイ初の運転挙動反映型テレマティクス保険を発売

カーシェア事業者向けの

自動車保険

自動車の利用形態が多様化しているなかで、個人間カーシェアの利用者及び車両所有者が、補償の抜け漏れなく安心してカーシェアを利用できるようカーシェア事業者向けの自動車保険を開発・提供

 

「カーシェアプラットフォーマー専用自動車保険」の開発について(MS)

C2Cカーシェア事業者向け1日自動車保険「ワンデーサポーター」の提供開始(AD)

テレマティクス技術を活用した

事故対応サービス

ドライブレコーダー等の車載器が衝撃検知時に取得する事故映像や走行ルート・運転挙動などを分析し、事故状況を把握する仕組み。これによりお客さまのご負担を軽減し、事故対応をスムーズに行うことが可能

 

AIがドライブレコーダー映像から事故状況を自動で説明するシステムの導入(MS)

テレマティクスを活用する事故対応サービス「テレマティクス損害サービス」(AD)

【社外からの評価】

欧州子会社である欧州あいおいニッセイ同和社及びToyota Insurance Managementのドイツ支店が運営する現地トヨタ保険が、ドイツ最大の自動車・ディーラー業界誌「Autohaus」で毎年実施する自動車メーカーブランド保険のディーラー満足度調査において、7年連続・通算9度目の総合1位を獲得しました。