MS&ADインシュアランスグループは、中期経営計画(Vision 2021)において、社員がいきいきと活躍できる経営基盤づくりを価値創造ストーリーの実践を支える取り組みと位置付け、グループの総合力の源泉として人財※育成とダイバーシティ&インクルージョンに取り組んでいます。

※ 人財:MS&ADインシュアランスグループでは、一人ひとりを大切にするという想いをこめて、「人材」ではなく「人財」と表記しています。

ダイバーシティ&インクルージョン

さまざまな背景や個性・価値観を持った全ての社員が、その能力を最大限に発揮し、いきいきと活躍できる環境を整えるため、当社とグループ国内保険会社が一体となった推進体制のもと、ダイバーシティ&インクルージョン(D&I)の取り組みを一層強化しています。

アンコンシャス・バイアスを克服し、女性役員候補を継続的に育成します

執行役員<br/>ダイバーシティ&インクルージョン担当<br/>本島 なおみ
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執行役員
ダイバーシティ&インクルージョン担当
本島 なおみ

昨年度、グループでD&Iを進める体制を整え、組織的な取り組みを始めました。
共通の取組テーマの一つとして「アンコンシャス・バイアス(無意識の偏見)の克服」を掲げいます。仕事や機会を割りふる側の毎日の行動が、積もり積もって、受ける側の育成レベルに大きな差をもたらします。誰もが持つ偏見や思い込みを互いに認め、それをコントロールする行動パターンを探り出すことを目指しています。
経営レベルの意思決定に多様な意見や価値観を反映させることも、最も重要な課題の一つです。
今般、「持株会社の監査役を含む取締役会メンバーの女性比率を、2025年度までに30%以上にする」目標を定めました。
この目標を実現する土台となるのが、女性役員候補を継続的に育成する体系です。今年度、新たに設けたグループの女性部長の会では、社内外講師によるセミナーをはじめ、グループ間役員メンターや関連事業会社の非常勤取締役への就任などを行っていきます。
また、仕事と介護の両立に悩む社員の声をベースに、両立支援ハンドブックを作成し、外部相談窓口を設置したほか、実態把握を開始しました。今後も各社から選任された「D&Iアンバサダー※」をはじめとする社員の生の声に耳をすまし、取り組みのレベルアップに活かしていきます。

※D&I推進について考え、意見や提言を行うグループ各社社員

女性活躍推進

女性管理職

グループでは、女性社員が自分の強みや特性を活かしながら、さらに活躍できる仕事や役割にチャレンジすることが、「社員の成長」と、「会社の成長」のために重要であると考えています。女性管理職比率目標を2020年度15%(グループ国内)に設定し、管理職を担うためのスキルアップやキャリアアップ意識の醸成を図る研修等を継続的に実施した結果女性管理職(課長以上)は782名、女性管理職比率は12.4%(2019年4月1日現在)となり、毎年着実に増加しています。
また、女性の活躍推進に積極的に取り組んでいる企業の男性リーダーによる「輝く女性の活躍を加速する男性リーダーの会」行動宣言にグループCEOが賛同を表明しています。

女性役員

2019年5月に女性役員輩出に向けた世界的なキャンペーンである「30% Club Japan」に、グループCEOが加入しました。
女性管理職を対象としたリーダー育成研修プログラムやメンター制度に加え、グループ横断で女性部長のネットワークを新設し、女性役員の育成・輩出に取り組みます。

グループ女性セミナー坂東取締役基調講演
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グループ女性セミナー坂東取締役基調講演

役員・管理職の意識改革

グループの役員を対象に、アンコンシャス・バイアスへの理解を深めることを目的に、D&I役員研修を開催しました。また、経営レベルにおけるダイバーシティの実効性を高めるため、役員の評価にD&Iの評価項目を反映しています。管理職の意識改革取組としては、アンコンシャス・バイアスを理解し、自らのバイアスに「 気づいて」、「コントロールする」手法を学ぶマネジメント研修やe-Learningを実施しています。
また、国籍・性別・年齢・障がいの有無等を問わず、多様性を尊重するマネジメントを管理職の評価項目としています。

障がい者の雇用

2018年6月に、障がい者の雇用と活躍を促進するための子会社「MS&ADアビリティワークス株式会社」を設立しました。
また、グループ各社ではパラアスリート(障がい者スポーツ選手)の採用を進め、競技活動の支援も行っています。

2018年度グループ国内障がい者雇用率・雇用人数※

障がい者雇用率

障がい者雇用人数

2.37%✓

711人✓

※グループ国内保険会社5社+持株会社(2019年6月1日時点)
✓印の2018年度数値は、KPMGあずさサステナビリティ株式会社による第三者保証を受けています。

 

 

人財の育成

当社グループの目指す社員像を「自ら学び自ら考え、チャレンジし成長し続ける社員」と定め、「研修」「OJT」「自己研鑽」などの施策を通じた教育・支援を行っています。

グループ全体での人財育成

グループ共通の入社時集合研修や、グループ内の人財交流、交流研修制度(トレーニー制度)を行い、グループ全体で人財のスキルアップに取り組んでいます。
また、新たな業務領域にチャレンジし、働きがいや成長を実現するための仕組みとして目標チャレンジ・面談制度を導入しています。年功序列の評価ではなく、上司と年数回の面接対話を実施し、目標・課題・成果を共有することで、人事考課の納得性・公平性を高めるとともに、キャリアビジョンを共有し社員の育成につなげています。

プロフェッショナル人財の育成

デジタライゼーションの推進基盤として、人財育成や社員のデジタル活用力を強化するため、東洋大学情報連携学部(坂村健学部長)や滋賀大学と連携した研修プログラムを整備するとともに、デジタライゼーションの活用推進とグローバル展開を目指し、東京とシンガポールに「グローバルデジタルハブ(通称:GDH)」を開設しました。社員や代理店のデジタル活用の推進、ASEAN諸国でのデジタルビジネス展開を支援する拠点として活用していきます。
また、新しいリスクの発現等、社会構造の変化に対応するためデータサイエンティストやアクチュアリーなど、専門スキルを持った人財やグローバルに活躍できる人財を計画的に育成しています。

2015年度

2016年度

2017年度

2018年度

アクチュアリー人数※

86名

94名

100名

103名

※商品開発、リスク管理等に確率・統計等の手法を駆使する数理のプロフェッショナルである社員(各翌年4月1日時点)

グローバルデジタルハブ・シンガポールとのミーティング
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グローバルデジタルハブ・シンガポールとのミーティング
グローバルデジタルハブ・東京
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グローバルデジタルハブ・東京

グローバル人財の育成

海外拠点雇用社員の日本でのプログラムの様子
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海外拠点雇用社員の日本でのプログラムの様子

当社グループは、世界49ヵ国・地域にネットワークを持ち、海外拠点の社員は、約9,000人に上ります。国際感覚と専門性を備えたスペシャリストを育成するため、世界各地と日本の間で社員が相互交流し、切磋琢磨する仕組みを整備しています。

制度

内容

海外での研修制度 派遣制度

  • 海外現地法人、現地保険会社、大学などで海外のビジネススキルや語学などを学ぶ研修制度
  • MBA取得のための派遣制度
    2018年度利用者数:52名

グローバルトレーニー制度

本社の社員が海外拠点の業務を、現地雇用社員が
本社の業務を短期間体験する制度
2018年度利用者数:国内社員51名、海外拠点雇用社員61名

海外拠点雇用社員の出向制度

海外拠点雇用社員が日本本社へ出向する制度

2018年度までに11名が日本での業務に従事

働き方改革と健康経営

当社グループでは、2016年度から働き方改革を推進し、「原則19時前退社」や「休暇取得の促進」、「業務の効率化」などによる労働時間の削減とともに、社員一人ひとりの専門性向上と多様な能力を活かすマネジメントの実践などにより生産性向上に取り組んでいます。
また、在宅勤務やサテライトスペース、一日の勤務時間を変更できるシフト勤務、半日単位および時間単位の有給休暇制度など、時間と場所を効率的に活用する柔軟な働き方の浸透により、多様な社員が働き続け、活躍できる環境を整備しています。
グループでは、社員が仕事と生活を両立させながら、働きがい・成長を実感し、健康にいきいきと働くことができるための諸制度を整備しています。例えば、転居を伴う転勤のない社員が一定の事由により勤務地域を変更できる制度や、ライフイベントにより退職した社員が退職後に復職できる制度など、社員が働き続けられる環境の整備、支援施策の拡充を、今後もグループ一体で取り組んでいきます。さらに、休暇取得や、創出した時間でのライフスタイルの充実も推進していきます。

有給休暇取得日数※

2015年度

2016年度

2017年度

2018年度

15.7日

15.7日

16.0日

15.6日

※「定例・繰越休暇」と「特別休暇」の社員平均取得日数

 

 

TOPICS

社員満足度

多様な社員の力を、ミッション・ビジョン・バリューを軸にグループ総合力につなげていくため、グループ全社員の意識調査を行っています。

指標 2017年度 2018年度
実績※ 目標 実績※
社員満足度
「誇り、働きがい」
社員が誇りや働きがいを持っ
て働いていると感じている度
合い
4.4ポイント 前年度と
同等以上
4.4ポイント
社員満足度
「いきいきと働く」
社員が性別・年齢等に関係な
く、いきいきと働くことがで
きると感じている度合い
4.3ポイント 前年度と
同等以上
4.3ポイント

※6ポイント満点での全社員の平均 

 

 

このような取り組みが高い評価を受けました。

健康経営銘柄2019

  • 「健康経営優良法人・大規模法人部門(ホワイト500)」への認定(MS&ADホールディングス、三井住友海上、あいおいニッセイ同和損保、三井住友海上あいおい生命、三井住友海上プライマリー生命、三井ダイレクト損保、MS&ADシステムズ、MS&ADインターリスク総研)