資本政策

財務健全性の確保を前提として、持続的な成長のための投資と、継続的・安定的な株主還元によって、株主価値向上を実現することを基本としています。

 

当社グループの成長投資は、大きく分けて、①システム投資等、既存事業の競争力強化のための投資、②海外M&A等、事業ポートフォリオの分散・拡大のための投資、③スタートアップ投資等、新規事業領域の創造のための投資、の3つの領域で行っています。②の分散・拡大のための投資の主なターゲット領域としては、米国のスペシャルティ、MGAの領域、アジアでのリテール保険事業に優先順位を置いています。事業投資にあたっては、グループ全体の海外事業戦略に沿って投資先の選定を行い、その上で、価値観の共有、持続的な成長モデル、リスク分散の観点での検討を行います。同時に、資本コスト7%をベースに設定するハードルレートを勘案し、十分な投資効果が得られるかどうか、シナジーを高めることができるかどうかを検証して実施する方針としています。また、この4月より、持株内に事業投資推進の専門チームを設置し、グループのM&Aの検討推進の支援機能を強化しました。事業投資の経験の深いスタッフを集め、買収候補先の選定や分析、ディール検討時のデューデリジェンス、市場全体や保険会社の株価動向等のモニタリングを強化していきます。

 

事業投資方針

強化:既存事業の競争力強化のための投資
  • システム投資等、デジタライゼーション推進投資等につき、ROIをしっかり意識した投資を実行
拡大:事業ポートフォリオの分散・拡大のための投資

<投資検討上の観点>

  • 価値観の共有
  • 持続的な成長モデル
  • リスクの分散(地理的・種目的)
  • ROI※
    ※ハードルレートは資本コスト(7%)、内外金利差、事業ごとのリスク評価を踏まえて設定

<ターゲット>

  • 米国:スペシャルティ、MGA
  • アジア:リテール保険市場
  • その他

 

 

創造:新規事業領域の創造に向けた投資
  • 3年から5年先のゲームチェンジャー的技術、ビジネスモデル探索のための投資を実行(2021年3月末現在、CVCを通じた投資は52社)
  • 実際の技術実装フェーズでは、ROIをしっかり意識した投資を実行

 

株主還元

株主還元方針

グループ修正利益の40%~60%を目処に、株主配当および自己株式の取得によって、株主還元を行う。

 <配     当>安定的な配当を基本とする(DOE:自己資本配当率 2.0%~3.0%水準を目指す。)

 <自己株式取得>市場環境・資本の状況も勘案して、機動的・弾力的に実施する。

株主還元実績と予定

<配   当> 

2020年度決算分 年間155円(前期比5円増配)実施

2021年度決算分 年間160円の予想

 <自己株式の取得>

2020年度決算分2020年11月19日決定の200億円(上限)に続き、150億円を上限に実施の予定 (2021年5月20日決定)

 

株主還元額 年度別実績(2021年5月20日時点)

※1 2017年度以前は「グループコア利益」。「単年度の株主還元率」の算出方法については、以下を参照
※2 DOE:自己資本配当率=年間配当額(中間・期末等)÷自己資本

 

配当利回り・総還元利回り・配当金・総還元額の推移

グループ修正利益・グループ修正ROE、株主還元率、修正純資産の計算方法