MS&ADは、幅広い世代に投資いただけるよう、2024年4月1日付で1株を3分割します。
当社グループの成長性や強み等を3つのポイントでご紹介します。
MS&ADグループは、「活力ある社会の発展と地球の健やかな未来を支える」をミッションに掲げ、多岐にわたる社会課題に向き合い、ステークホルダーの皆さまとともに社会課題の解決につながる商品・サービスを生み出すことで成長してきました。
これまで、「国内損害保険」「国内生命保険」「海外」の主力事業を中心に収益性を磨くことでROEを向上させるとともに、海外自然災害リスクの削減、政策株式削減等により、資本コスト率の削減に取り組んできました。これらの取組みにより当社のEPS(1株あたり利益)は着実に成長し、PBR(株価純資産倍率)も1.0倍を超えました。PBR1倍を通過点として、引き続き資本効率を重視した経営を進めていきます。
今般、2024年3月31日を基準日として、普通株式1株につき、3株の割合をもって株式分割を行います。これは、投資単位当たりの金額を引き下げることにより、当社グループの持続的な成長に共感いただける投資家層を拡大したいという思いから決定したものです。これからも株主をはじめとするステークホルダーの皆さまとの建設的な対話を重ね、新たな価値の創造と企業価値の向上をめざしていきたいと考えています。
一方で、保険料調整行為により行政処分を受けたこと、またビッグモーター社による修理費不正請求によりお客さまをはじめとして関係者の皆さまへご迷惑をおかけしたことを踏まえ、「お客さま本位」と「法令遵守」を全ての事業活動の根幹に据えて業務の改善に取り組んでおります。関係者の皆さまからの信頼回復をしっかりと企業価値の向上につなげていきます。
引き続き、当社グループへのご理解とご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
2010年にグループ誕生以来、その成長のスピードを加速させ、掲げた目標を一つ一つ確実に達成する「コミットメント経営」の下、着実に収益力を向上させています。
時価総額は着実に増加し、2023年第三四半期決算発表翌日の2/15時点でPBRは1.02倍と1.0倍を突破しました。
PBR1倍を通過点として、引き続きROEの引上げと、利益や純資産のボラティリティを抑制することなど資本コスト率の引下げに取り組んでいきます。
2010年度から2022年度までの還元実績はご覧いただいている通りで、配当は、2013年度以降、10年連続で増配を継続しており、今年度も増配予想です。また、配当利回りも12月末の株価ベースで4.3%と高い配当利回りとなっています。
1株当たりの総還元額・総還元利回り・配当利回りの推移
多様なパートナーシップ
日本有数の企業グループや金融機関、国内最大の代理店網を通じた強固な顧客基盤を持っています。
業界最多の販売チャネル
いつでもどこでも、あらゆる機会を通じてアクセスポイントを提供する業界最多の販売チャネルを有しており、営業面で優位性を発揮しています。
ASEAN10ヵ国の全てで元受事業を行っている世界唯一の損害保険グループであり、域内総収入保険料は第1位です。今後も、成長が期待されるアセアン市場において成長を続けていきます。