新型コロナウイルス感染症の世界的流行等、社会を取り巻くリスクは、日々多様化、複雑化しています。
世界経済フォーラムが 2020年1月に発表した「グローバルリスク報告書2020年版」では、発生の可能性が高いグローバルリスクと影響の大きいグローバルリスクの上位5位は全て気候・環境リスクが占め、また2020年に増大すると考えられる短期リスクの上位にサイバー攻撃が入りました。サイバー攻撃については新型コロナウイルスの感染拡大に便乗した悪質なものが世界各国で急増しており、国内においても無防備な自宅PCや、外部の無料Wi-Fiルーター等を利用したテレワーカーが急増していることにより、リスクがかつてなく高まっているといわれています。
MS&ADインシュアランス グループは、新しいリスクを予測し、予防し、適切に管理していくことが人々の安定した生活や活発な事業活動のために大変重要であると考え、これらに対処する商品・サービスや、お客さまニーズの多様化にお応えする商品・サービスを提供していきます。また、イノベーションを支援する考査・研究を通じて、持続可能な社会の実現や経済発展に貢献していきます。

多様なリスクに関する情報の提供・研究・調査

日々進化する技術や環境に関する調査、ビッグデータ活用のための研究等、リスクの評価や特定に有効な情報の提供や研究・調査を行っています。

<取組例>

サイバー診断サービスの共同研究・開発

ルシデウス社と提携し、自組織のサイバーセキュリティリスクを把握・診断することが難しい小規模事業者や中堅企業を対象とした、簡易かつ低コストな方式によるサイバー診断サービスの共同研究・開発を開始

スタートアップ企業との協業

インシュアテック、AI、サイバーセキュリティなどの分野において世界的に先行するスタートアップ企業と協業し、先端技術・サービスの調査研究や実証実験を通じ、革新的な保険商品・サービス、ノウハウの提供をめざす

大学との共同研究

次世代に役立つ先進的な調査や研究を進める大学との産学連携協定を通じ、先進技術の開発・実用化等に向けた取組みや支援を実施

リスク情報・レポートの提供

企業や組織のリスクマネジメント取組に関連した、最新かつ実践的なレポートや情報の提供、多様なリスクに備える支援を実施

リスクソリューションの提供

技術の進展や気候変動の影響、高齢化等、環境の変化に応じリスクも多様化しています。新たなリスクに備えるには確かなリスクモデルによる評価とそれを踏まえたリスクコントロールが重要となります。当社グループは、先進的な調査研究機能と実践的なコンサルティング機能を持つMS&ADインターリスク総研によるコンサルティングを通じ、リスクに備えるためのソリューションを提供しています。

MS&ADインターリスク総研のコンサルティングサービスの特徴

コンプライアンス・内部統制 危機管理 D&Oリスク/法務リスク/CS・苦情
製品安全・食品安全 ERM(全社的リスクマネジメント) 情報セキュリティ/個人情報
BCP/BCM(事業継続マネジメント) 福祉・医療リスク 新型インフルエンザ対策
サステナビリティ 自然災害 不動産デューディリジェンス
火災・爆発 盗難リスク 人材・組織リスク
労働安全衛生 交通リスク

必要なリスクに対応した商品・サービスの提供

多様化するリスクに備えた商品・サービスを提供し、お客さまのニーズに応えています。

<主な商品・サービス>

サイバーリスクへの対応

・サイバーリスク分野に関しグループ会社が強固に連携し、総合的なサービ スを展開
・MS&AD インターリスク総研によるコンサルティングサービスを提供し、企業が多層的にリスクを防御する体制構築をワンストップで支援

テレワークに係る総合補償プラン

テレワークを推進する企業を取り巻くさまざまなリスク(サイバー攻撃による漏えいリスク、業務用パソコンの破損・盗難リスク、従業員等に対する労務リスクなど)を補償

 

「テレワーク総合補償プラン」の販売開始について

スマホ決済事業者向けの総合補償

スマホ決済サービスで、第三者による不正アクセスの被害等の補償を2019年9月より提供

 

「スマホ決済事業者総合補償プラン」の販売開始について

RisTechによる取引先企業データ分析サービス

ビッグデータ分析を活用し、企業の抱えるリスクを可視化・最適化し、課題解決を図る新サービスを2019年5月より提供

 

三井住友海上、アクセンチュアと「Risk」×「Technology」による新サービス「RisTech」の提供を開始

グローバルデジタルハブ開設

当社グループは、グローバルにデジタライゼーションを推進する拠点として、東京とシンガポールにグローバルデジタルハブを開設しました。東京は社員や代理店のデジタル活用を促進する拠点として2019年4月に開設、シンガポールはASEAN各国でのデジタルビジネス取組を支援する拠点として2019年2月に開設しています。

 

「MS&ADデジタルアカデミー」での人財育成

デジタルを活用した新しいビジネスを創造できる人財や、データサイエンティストといった即戦力を育成するため、東洋大学情報連携学部(以下「INIAD」)と提携し、当社グループ専用の研修プログラム「MS&ADデジタルアカデミー(創設当初の名称はMSデジタルアカデミー)」を2018年7月に創設。デジタルやデータに関する知識や技術を習得できる機会を社員に提供しています。

「MS&ADデジタルカレッジfrom京都」創設

テクノロジーの活用やデータの取得・活用方法を学ぶことにより、データビジネス等の時代に合ったビジネスモデルを創造し、革新的な商品・サービスを開発できる人財の育成を企図し、京都先端科学大学と提携してオンライン形式の研修プログラム「MS&ADデジタルカレッジfrom京都」を2020年7月に創設しました。