デジタル人財の育成

MS&ADグループでは、デジタライゼーションの推進基盤として、大学等の教育機関との連携により、デジタル人財の育成や社員のデジタル活用力を強化しています。

 

MS&ADデジタルカレッジ from京都( KUAS:京都先端科学大学 )

 

2020年4月に新設された京都先端科学大学(KUAS)・工学部が主体となって開発したMS&ADグループオリジナルの完全オンライン型の研修プログラムです。
本プログラムでは、IoTやデータサイエンス等を専門とする講師が、即戦力となる実践的な研修を行います。
受講者は、オンラインを通じた実習によりドローンやIoTセンサー等のテクノロジーに触れ、データ取得から活用までの知識を習得することにより、時代に合ったビジネスモデルの創造や革新的な商品・サービスの開発につなげます。

 

interview.01

DXに関して特別な知識はなく、今回の研修を通して基礎的な内容を習得できたと感じています。デジタル技術と日常生活が一体となるsociety5.0の社会では、情報の非対称性が解消され、あらゆる事故が未然に防止されていくことを知り、当社にとってのデータ活用の重要性を実態的に理解することができました。また集合型研修より完全オンライン型研修の方が、ためらいなく自由に意見や疑問を発信できましたし、VRやドローン体験についても集合型研修とさほど大差なく臨場感のある形式で体験できたのではと感じています。
研修受講後は、業務・日常生活を問わず、耳にする法人について事業内容や技術を調べ、当社のデータと掛け合わせることで世の中の課題解決につなげられないかと感度よくアンテナを張り、考えることを習慣づけるようにしています。

三井住友海上火災保険株式会社

新種保険部 責任保険チーム

河井 冴子

interview.02

DX推進担当として、当社社員が、事業領域である金融機関窓販において、MS&ADデジタルカレッジfrom京都で得た知見をどう活用できるかという視点も持って参加しました。VRゴーグルで見るドローン映像は既存の技術を組み合わせたイノベーション事例であり、当社にも既存商品・サービスの組み合わせ次第でイノベーションが生まれる可能性があると気づきました。また、モニタを通じて相手の表情から感情分析するデジタル技術は、非接触・非対面募集への応用可能性を感じました。今後も、当社におけるデジタル人財育成にあたり、本研修を活用していきます。

三井住友海上プライマリー生命保険株式会社

デジタルイノベーション部

熊島 純一

MS&ADデジタルアカデミー(INIAD:東洋大学情報連携学部)

 

IoTの先駆者である坂村健氏(東京大学名誉教授)が学部長を務める東洋大学 情報連携学部(INIAD)と連携したMS&ADグループ専用の研修プログラムです。
本研修は、デジタル事業創造人財を育成する「ビジネスデザインコース」、多種多様なビジネス課題にハイレベルな分析業務を遂行する「データサイエンティストコース」の2コースを設け、DXを牽引する即戦力人財を育成しています。

 

interview.03

データの基本的な扱い方から機械学習を用いた高度な手法まで、プログラミング言語Pythonを使用しながら幅広くデータ分析について学ばせていただきました。
現在は、傷害保険の商品開発に携わっており、主に料率作成や収支分析などの保険数理に関する業務に従事しています。自らの業務でプログラミングを使用した分析に取り組むハードルは高いですが、今回学んだことを生かし、収支分析等の分析手法の高度化に取り組みたいと考えています。
今後も継続してスキル向上に取り組み、データリテラシーの高い人財を目指していきます。

あいおいニッセイ同和損害保険株式会社

火災傷害保険部  傷害・積立グループ

山本 侑汰

(データサイエンティストコース 受講)

interview.04

MS&ADデジタルアカデミーに参加して、Uber等によるデジタルディスラプションの事例等から、DXの重要性を認識できたとともに、デジタル技術に一層の興味・関心を持つことができました。
現在、MSA生命のデジタライゼーションに関する企画・立案を担っており、DXの当社ビジネスへの活用をより主体的に、スピード感をもって取り組んでいます。 大きな変革には、大きな熱意で望まないと実現できません。プロジェクトメンバーのチーム力を最大化し、当社のビジネスへの波及が大きいダイナミックな案件にも、チャレンジできる環境を作っていきます。

三井住友海上あいおい生命保険株式会社

経営企画部 成長戦略室

中山 翔太郎

(ビジネスデザインコース受講)

「システム×デザイン思考研修」

 

多様な視点を活かしたイノベーティブな発想と切り口で、新たな商品・サービス等のアイディアを創出する思考法を習得する研修です。
本研修は、完全オンライン形式で行われ、約1ヶ月間(3.5日)のインターバルで実施されています。
グループ6社(持株会社、三井住友社、あいおいニッセイ同和社、三井ダイレクト社、MSA生命社、MSP生命社)の多様なメンバーで、ワーキンググループを組み、外部講師や持株会社の総合企画部イノベーション室、MS&AD Ventures(シリコンバレー)による講義の他、最終日には新しい商品・サービスについてのグループプレゼンを実施します。
約1ヶ月間、「システム思考」と「デザイン思考」を体系的に学び、inputとoutputを繰り返すことで習得するプログラムになっています。

 

 

interview.05

研修を通じ、イノベーティブな発想ができるかどうかは個人の生まれ持った能力ではなく、日頃いかに周囲にアンテナを張り興味を持っているか、その心がけによるものであることを実感しました。困難に接したとき、これまでは知識・経験から答えを出そうと帰納法的な発想をしがちでしたが、自身の思考の外側に解があることを意識するようになったことは大きな変化です。システム思考、デザイン思考の枠組みを用い、所属組織の次年度取組を発想する機会に恵まれ、研修の学びを活かすべく、試行錯誤しながら取り組んでいます。トライ&エラーを繰り返し、海外スタートアップに負けないスピード感と思考の柔軟性を磨いていきたいです。

MS&AD インシュアランス グループ ホールディングス株式会社

総合企画部 イノベーション室

牧野 莉佳

interview.06

「システム×デザイン思考」という言葉を聞いて最初はイメージが沸きませんでしたが、振り返ってみれば、物事を新しい切り口で捉えるための訓練だったと感じています。参加後は、日々当たり前のように行っている業務の中で、このソリューションは誰にとってどのような価値となるだろうか?について考えることが習慣化するようになりました。自らイノベーションを目指すとき、時に孤独になるかもしれない怖さもありますが、これまでの経験や機会を新しいアイディアに転換し、大勢の意表を突いて”あッ”と言わせる企画立案にチャレンジしていきます。

三井ダイレクト損害保険株式会社

お客さまセンター部 品質・業務グループ

佐藤  英介