プロフィール
 湿地タイプ 

 淡水湖、低層湿原

生きもの

鳥類

ハクチョウ類、ガン類、ワシ類 など

水生動物

ウグイ、フクドジョウ、スジエビ など

植物

クロミノウグイスカグラ(ハスカップ)、ホザキシモツケ、エゾノコリンゴ など

苫小牧市の東部郊外、美々川下流の沖積平野に広がる周囲9.5km、面積275haの淡水湖です。平均水深約60cmと浅く、水草や水生動物が豊富なため、それらを餌とするガン、カモ、ハクチョウ類の渡りの中継地として、春と秋には数万~十万羽の鳥が集まります。湖畔のヨシ原から湿った草地、乾いた草地、灌木や広葉樹林では、オオジシギやノゴマ等の草原性の鳥からアカゲラやキビタキ等の森林性の鳥までの重要な繁殖地となっています。オジロワシは1年中生息し、オオワシはここで冬を越します。近年、湖と林の間に外来種である「オオアワダチソウ」が急激に繁茂し、問題となっています。

活動レポート & 近況報告

2021年7月23日(金)

こんにちは、ミズベエです! 皆さんお元気でおすごしでしょうか。


今年度はコロナ感染防止のため、社員ボランティアの活動を中止しているため、現地でお世話になっている公益財団法人 日本野鳥の会(ウトナイ湖サンクチュアリ)さんより、最近の活動についてレポートいただきました。


【当社グループの活動内容】ウトナイ湖野生鳥獣保護センター前の草地で外来植物(主にオオアワダチソウ)の除去活動をお手伝いしています。
【おすすめポイント】MS&ADグループが大人数で、子どもから大人まで誰もが参加できる作業で、外来植物を除去した実感を得やすいことです。初夏の湿地では、コヨシキリなど夏鳥のさえずりが聞かれ、自然観察もできます。新千歳空港からバスで20分と、アクセスも便利です。当サンクチュアリでは、新型コロナ感染対策のため臨時休館やイベント中止などの対応をしました。
【今後のウトナイ湖の活動】ラムサール条約湿地であるウトナイ湖の自然環境保全のため、今後も本活動に協力していきたいです。MS&ADグループ社員の皆さんの環境保全や持続可能な社会形成に対する意識向上につながるよう、場やメニューを提供していきます。


MS&ADグループでは、ラムサール条約湿地・ウトナイ湖の自然環境保全のため、今後も「ラムサールサポーターズ」活動を続けていきます。

 

ウトナイ湖サンクチュアリHP URL: https://www.wbsj.org/sanctuary/utonai/

2019年8月31日(土)

今年度のかわきりとなるラムサールサポーターズの取組みで、北海道・ウトナイ湖へ行ってきました!
今年度は、総勢130名の社員・家族・代理店の皆さんが集合し、曇り空の下、およそ34,000本ものオオアワダチソウを抜き取りました。
昨年度は台風により中止となった影響で、オオアワダチソウの勢いが増してしまったようで、一昨年より多くの本数を抜き取ることとなり、継続することの重要性を実感しました。(MS&ADインシュアランスグループ)

2018年8月25日(土)

台風のため、活動中止(参加予定人数138名)

2017年8月26日(土)

全国各地で開催されるMS&ADラムサールサポーターズの今年度かわきりとなる取組みを、8月26日(土)に北海道・ウトナイ湖で実施しました。
今年は、総勢155名の社員・家族が集合し、好天に恵まれて作業ができました。ウトナイ湖サンクチュアリのレンジャーの方からは、継続実施している効果があらわれ、オオアワダチソウの密度も低くなり、大きさも小さくなってきていますとご報告いただきました。毎年、作業をしている効果が確実に出ているようでした。(MS&ADインシュアランスグループ)

2016年8月27日(土)

全国各地で開催されるMS&ADラムサールサポーターズの2016年度のスタートとして、活動を実施しました。当日は天候に恵まれ、日本野鳥の会ウトナイ湖サンクチュアリのレンジャーのご指導のもと、グループ社員とその家族、総勢127名が約3万本の外来種抜きとりに取組みました。ここ数年の取組みの成果があらわれ、外来種の繁茂は依然と比べ、落ち着いてきているようです。やはり、継続的な取組みが重要です。(MS&ADインシュアランスグループ)

2015年8月29日(土)

日本野鳥の会ウトナイ湖サンクチュアリのレンジャーの皆さんにご指導いただき、オオアワダチソウの駆除活動を実施しました。
北米原産の外来種であるオオアワダチソウは、地下茎からも種からも繁殖し日本の在来植物を駆逐しており、花が終わって種になる前のこの季節が勝負。グループ社員、総勢126名が参加して、約48,000本を抜き取りました。この日は気温も天気も絶好の作業日和、空にはなんと、オジロワシが2羽も見物に来てくれました。
2010年度から開始し、今年で6年目。初期の頃と比較するとオオアワダチソウの激減ぶりは、目を見張るものがあります。
少しずつ、日本の在来の草花が戻ってくれることを願っています。(MS&ADホールディングス)

2015年6月6日(土)

「湖岸まであとちょっと」
6月5日現在、昨年度オオアワダチソウの抜き取り活動を行った場所を見ると、早くもオオアワダチソウの姿が目につきました。しかし、年々活動場所のオオアワダチソウが繁茂している区域が狭くなっており、最初はあたり一面オオアワダチソウだった活動場所が、現在は湖岸から15mぐらいまでの間を残すのみとなっています。この光景をみると確実にこれまでの成果が実を結んできていると感じました。(公益財団法人 日本野鳥の会ウトナイ湖サンクチュアリ)

2014年11月6日(木)

近夏にオオアワダチソウの抜き取りを行った場所は、これまで湖までの視界を妨げていたオオアワダチソウがかなり減ったことにより、見通しがだいぶ良くなりました。抜き取ったオオアワダチソウの山はもうすっかり枯れ、小さくなりました。オオアワダチソウがあった場所にはまだ植物が入ってきていませんが、来年どのような植物がそこに生えてくるのか今から楽しみです。(公益財団法人 日本野鳥の会ウトナイ湖サンクチュアリ)

2014年8月2日(土)

8月2日に北海道苫小牧市のウトナイ湖において、グループの社員・家族計138名が参加し、外来種であるオオアワダチソウの抜き取り作業を実施しました。当日は30℃を超える暑さの中での作業となりましたが、参加者は熱心に抜き取り作業に取組み、3万本以上を駆除する成果を挙げることができました。(MS&ADホールディングス)

2014年6月15日(日)

昨年度のオオアワダチソウの抜き取り地に行ってみると、一目見ただけでもオオアワダチソウの群落が小さくなっているのがわかりました。さらにオオアワダチソウがなくなった場所には少しずつ在来の植物が入ってきていました。その一方で、まだ手をつけていないウトナイ湖の湖岸近くや木道付近などにはまだまだたくさんのオオアワダチソウが残っていました。今後これらの場所の抜き取りを行えばさらに広い範囲で在来植物が戻ってくるのではと期待が持てます。(公益財団法人 日本野鳥の会ウトナイ湖サンクチュアリ)

2013年8月3日(土)

2010年から継続して行っている、外来種オオアワダチソウの抜き取り作業を実施しました。オオアワダチソウは根元から出す毒成分で、周囲の植物を弱らせながら分布範囲を拡大していくため、刈り取るのではなく、根っこから抜き取る必要があります。当日は作業直前から猛烈な日差しと湿度に見舞われ、厳しい状況下での作業となりましたが、参加した子どもたちの元気な声と姿に励まされ、抜き取り数54,117本という大成果を挙げることができました。

2013年5月26日(日)

ウトナイ湖では5月26日現在、まだコブシが咲いています。5月下旬ごろから最高気温が15℃程になり、草花の開花は平年より10日前後遅く、樹木もやっと新緑、といったところです。オオアワダチソウの抜取地でも地表は緑色に変わり、タンポポが咲いています。まだ草丈が低いため岸辺まで見渡せます。この日は数日前に渡ってきたカッコウの追いかけっこ(求愛行動)がよく見られました。野鳥の繁殖期はこれからです。

2012年8月4日(土)

2010年から継続して行っている、外来種オオアワダチソウの抜き取り作業を実施しました。オオアワダチソウは北米原産のキク科植物。根元から出す毒成分で、周囲の植物を弱らせながら分布範囲を拡大していく、環境省指定の要注意外来植物です。近年、急速に生息域が拡大してしまい、ここウトナイ湖でも林から湖にかけて繁茂していました。MS&ADラムサールサポーターズの作業部隊はウトナイ湖野生鳥獣保護センターの前から湖に向かって、一面に広がるオオアワダチソウを駆除していきましたが、3年目にしてついに湖面が見えてきました。達成感もひとしお。次回こそ湖に到達できるのか?がんばれサポーターズ!