MS&ADインシュアランス グループでは、持続的な成長と企業価値向上のために、透明性の高い情報開示と、株主・投資家との「建設的な対話」に積極的に取り組んでいます。
具体的には、透明性の高い情報開示を行うことにより、株主・投資家との間にある情報の非対称性を軽減し、株主・投資家との建設的な対話から得られたフィードバックを経営・関係部門と共有し、経営戦略に活かしています。
株主との建設的な対話に関する方針について
(コーポレートガバナンス・コード原則5-1「株主との建設的な対話に関する方針」にかかる開示事項)
当社は、当社の持続的な成長と中長期的な企業価値向上を図るべく、株主との建設的な対話に積極的に取り組み、経営に活かすことにより、さらなる価値創造に努めます。
また、その基盤となる信頼される情報開示のための社内体制の整備・拡充及び、対話内容の経営陣幹部・取締役会へのフィードバックをより効果的にするための仕組み作りに取り組みます。
広報・IR部担当役員(注)とします。
(1)対話を補助する広報・IR部と、社内各部門との有機的な連携のための方策及び対話手段の拡充の取組み
- 広報・IR部から関係部門へ定例フィードバック会の開催
- 各事業部門トップによる投資家向け事業説明会の開催
- 経営陣幹部と投資家との対話を目的とした投資家意見交換会の開催
- 建設的な対話のツールである統合報告書の拡充
(2)対話内容の経営陣幹部、取締役会へのフィードバックの方策
- グループ経営会議、取締役会へのIR活動及び株式市場の当社に対する見方の報告(年2回)
- 経営陣幹部への当社株価状況の報告(四半期毎)
- 経営陣幹部に対し、海外IR出張、決算発表等における投資家の関心事や評価等を報告
(3)対話に際してのインサイダー情報管理に関する方策
- 当社ウェブサイトを最大限活用した即時・公平な情報開示
- インサイダー取引防止規程等の順守と、IRポリシーに定める沈黙期間(クワイエット・ピリオド)における決算関連の対話自粛
(注)現在は、樋口哲司 取締役副社長執行役員(総合企画部、広報・IR部担当)となります。
海外・国内の主要な株主・投資家と、社長および広報・IR部担当役員が直接対話する機会を増やすことで、積極的な意見交換を行っています。対話を通じて得た株主・投資家からの意見を経営戦略の策定・実行に活かしています。また、経営陣と株主・投資家による建設的な対話を目的とした意見交換会「MS&AD IR Day」を毎年1回開催し、活発なディスカッションを行って企業価値向上に繋げています。
サステナビリティの分野に関しては、毎年開催するESG説明会において、当社グループの様々な取組みの状況を説明し意見交換の場を設けています。
個人投資家向けには会社説明会の開催回数を増やし意見交換を行っています。
毎年、通期・中間決算発表のタイミングで年2回、グループCEOがプレゼンターとなり、株主・投資家に経営戦略・業績を説明する「インフォメーションミーティング」に加え、各種テーマ別の説明会を積極的に実施しています。
また、新型コロナウイルス感染拡大の影響で中断していた、海外投資家とのリアルでの面談を再開するなど、主要株主・投資家との個別面談の機会を増やすことで、建設的対話のさらなる促進に努めています。
機関投資家・アナリスト向け戦略説明会(インフォメーションミーティング) |
2回(2回) |
---|
機関投資家・アナリスト向け決算電話会議 |
4回(4回) |
---|
機関投資家・アナリスト向け意見交換会(MS&AD IR Day) |
1回(1回) |
---|
個人投資家向け説明会 |
6回(6回) |
---|
ESG説明会・意見交換会 |
1回(1回) |
---|
テーマ別スモールミーティング |
2回(2回) |
---|
国内外アナリスト/投資家面談 |
237回(113回) |
---|
( ) 内は2021年度
建設的対話を支える情報開示の強化を踏まえ、各種ツールの作成にも力を入れています。MS&ADオフィシャルウェブサイト、MS&AD統合レポートは外部機関から継続的に表彰を受けるなど、高い評価を得ています。
即時・公平な情報開示を和・英双方で迅速に開示しています。
大和インベスター・リレーションズ株式会社
2022年インターネット表彰
「最優秀賞」
事業を通じた社会課題の解決と企業価値の向上に向けた取組みを理解いただくために、統合レポートを発行しています。
WICIジャパン
統合レポート・アウォード2022
「ゴールド・アウォード(優秀企業賞)」
グループ国内保険会社5社のディスクロージャー誌を制作し、幅広いステークホルダーの皆さまに各社各拠点でご覧いただけるように配備しています。