環境・社会貢献活動に関する方針とマネジメントシステム

MS&ADインシュアランス グループは、環境問題を経営の重要課題と位置付け、地球環境と事業活動との持続可能な関係構築に取り組んでいます。「MS&ADインシュアランス グループ 環境基本方針」のもと、環境取組を積極的に推進しています。

MS&ADインシュアランス グループ 環境基本方針

 

MS&ADインシュアランス グループは「グローバルな保険・金融サービス事業を通じて、安心と安全を提供し、活力ある社会の発展と地球の健やかな未来を支えます」という経営理念(ミッション)にもとづき、環境について経営戦略の一環として次の主要課題を定め、行動基準に沿った取り組みを推進します。
環境マネジメントシステムによる継続的な改善に努め、環境関連法規制やMS&ADインシュアランス グループが同意する原則・指針等を遵守します。

1. 主要課題

(1)気候変動の緩和および気候変動への適応
(2)持続可能な資源の利用
(3)環境負荷の低減
(4)生物多様性の保全

2. 行動基準

(1)保険・金融サービス事業を通じた取り組み
主要課題に貢献する保険・金融サービスを創出し、社会的課題の解決と企業価値の向上に努めます。
 

(2)事業プロセスにおける取り組み
事業プロセスを革新的に見直し、資源・エネルギーの効率的利用を図りつつ、品質向上および業務の改善に努めます。
 

(3)環境啓発および保護活動
役職員および地域社会や次世代への環境啓発を通じて、ステークホルダーとともに環境保護活動を推進し、信頼と共感を獲得します。

 

2010年4月1日制定
2016年4月1日改定

環境・社会貢献活動マネジメントシステム

MS&ADインシュアランス グループは、「MS&ADインシュアランス グループ 環境基本方針」のもと、環境マネジメントシステムの国際規格であるISO14001の認証とグループ独自のマネジメントシステム「MS&ADみんなの地球プロジェクト」を組み合わせ、行動基準を実践しています。

 

ISO14001の認証範囲は、グループ7社※の本社部門に限定していますが、ISO14001:2015にあるとおり、「ライフサイクルの視点を考慮して管理することができる又は影響を及ぼすことができると決定した、組織の活動、製品およびサービスの環境側面に適用する。」とマニュアルに規定し、環境問題の解決につながる商品・サービスの開発、証券や約款のWeb化といった物流の効率化を含む保険契約プロセスの改革による省エネルギー・省資源、オフィス業務で使用する物品の調達等、保険事業のバリューチェーン全体にわたって、当社グループ、また必要に応じてビジネスパートナーと連携し取り組んでいます。

また2018年度からは、新しい中期経営計画「Vision 2021」で掲げた「レジリエントでサステナブルな社会」を目指し、環境以外の社会的課題の解決を取り組むためにISO14001のPDCAサイクルを活用しています。

ISO14001認証取得・維持の取り組み

MS&ADインシュアランス グループは、事業会社ごとに取り組んでいたISO14001の認証取得・維持を2010年度のグループ統合に伴い、グループとして取り組むこととしました。グループ共通のマニュアル策定や持株会社をグループ全体の事務局とする体制整備などに取り組み、グループの一括認証を果たしました。現在は、グループ7社の本社部門を通じて、環境問題の解決につながる商品・サービスの提供、業務効率化に取り組んでいます。

MS&ADみんなの地球プロジェクト

オリジナルロゴマーク
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オリジナルロゴマーク

MS&ADインシュアランス グループの社員一人ひとりが取り組むべき、環境・社会貢献取組については、グループ全社・全拠点で、独自のマネジメントシステム「MS&ADみんなの地球プロジェクト」を推進しています。推進事務局マニュアルにもとづき、オフィスやデータセンターでの省エネルギー・省資源・廃棄物管理や、生物多様性保全活動、社会貢献活動などにグループを挙げて取り組んでいます。

2015年度には、この取り組みをさらに推進していくために、グループ社員の投票によってオリジナルロゴマークを策定しました。このロゴマークは、NPOと連携し若手アーティストへ依頼し作成したものです。社員一人ひとりが環境・社会貢献活動に取り組み、地球の未来をみんなでつくることを表現しています。

エコアクション21認証取得支援

MS&ADインシュアランス グループでは、重要なビジネスパートナーである代理店や中小企業のお客さまに対して、環境省が推奨する環境マネジメントシステム「エコアクション21」の認証取得を支援するプログラムを策定してバリューチェーンと一体となった環境取組を推進しています。

三井住友海上では、整備工場の全国代理店組織「アドバンスクラブ」でエコ整備に取り組む会員を中心に、各地域の審査人が講習の実施と継続的なフォローを実施する「関係企業グリーン化プログラム」に参加して取り組みを進め、環境経営に取り組んでいます。

ステークホルダーへの啓発活動

MS&ADインシュアランス グループは、持続可能な地球環境の構築に、社会の皆さまとともに取り組んでいます。

エコ整備・エコ車検の普及

三井住友海上は、整備工場の代理店組織である「アドバンスクラブ」を通じて、エコ整備・エコ車検の普及に努めています。エコ整備・エコ車検とは、特殊な方法で自動車のエンジン燃焼室内を洗浄すること(エンジン洗浄)を中心とする整備技術です。エンジン燃焼室内に溜まったカーボン等の汚れを取り除くことで、有害ガスの排出が抑えられるほか、燃費が改善し、使用燃料が減ることでCO2の削減にもつながります。エンジン洗浄を実施する整備工場の数は、2018年3月末で386工場です。

エコ安全ドライブ推進

損保業界では、「エコ安全ドライブ」の実践による環境保全と交通事故の少ない社会の実現に向けて取り組んでいます。
MS&ADインシュアランス グループでは環境にやさしく、燃料費の削減に貢献し、さらに自動車事故の削減を実現する取り組みである「エコ安全ドライブ」推進のための支援ツールを用意し、積極的に企業の皆さまにご提案しています。

社員に対する教育・啓発

MS&ADみんプロチェック

環境・社会貢献活動をグループ全体で推進していくためには、社員に対する継続的な啓発取組が必要と考えています。

 

節電をはじめとしたエコライフ、職場での環境取組、ボランティア・寄付活動等、社員一人ひとりの環境保全・社会貢献活動の振り返りと意識喚起を目的として、毎年「MS&ADみんプロチェック」によるセルフチェックを実施しています。

環境・社会貢献教育

地球温暖化、生物多様性の危機等、私たちを取り巻く環境問題は一層深刻なものとなっています。MS&ADインシュアランス グループでは、これらの環境問題に対し、社員全員が認識を共有するため、eラーニング等による環境教育を実施しています。

「環境人づくり企業大賞2016」において環境大臣賞を受賞

MS&ADインシュアランス グループは、環境省、環境人材育成コンソーシアムが主催する「環境人づくり企業大賞2016」において、環境大臣賞(大賞)を受賞しました。これは、MS&ADグループの「環境や社会の課題へ高い意識をもつための人財育成の取り組み」が高く評価されたものです。2014年度および2015年度の優秀賞獲得に続き、最高評価となる環境大臣賞(大賞)を受賞しました。

CO2排出量削減計画と環境負荷低減状況

MS&ADインシュアランス グループは、2015年12月にCOP21(気候変動枠組条約第21回締約国会議)で採択された「パリ協定」に賛同し、気候変動・地球温暖化に対応するため「パリ行動誓約」に署名しました。この署名を踏まえ、これまでの2020年度目標に加え、グループ全体の2050年CO2排出量削減目標を策定しました。グローバルに事業を展開する保険・金融グループとして、グループ全社を挙げてCO2排出量削減に向け、積極的に取り組んでいきます。

業務プロセスでの環境負荷低減

保険契約やお支払いなどの手続きを電子化することにより、環境負荷を大幅に低減しました。自動車修理においても資源を節約することで環境に貢献することができます。こうした環境負荷低減の取組結果をステークホルダーと共有し、さらに環境保全に還元する取り組みも推進しています。

eco保険証券/Web約款の取り組み

三井住友海上では、「保険」を通じてお客さまとともに環境保護等に取り組む「Green Power サポーター」を推進しています。

紙の使用量を削減する「eco保険証券・Web約款」「電子契約手続き」、環境にやさしい自動車修理を行う「リサイクル部品活用」、CO2や有害物質の排出を削減する「エコ整備・エコ車検」の4つの取り組みの達成度に応じて、環境保護活動等へ寄付を行っています。2016年度は、インドネシア熱帯林再生プロジェクトと東北復興支援に寄付しました。2009年の取組開始から2017年3月までの取組総件数は約4,175万件となり、約2億1,690万円の寄付につながりました。

 

また、あいおいニッセイ同和損保では、環境保護活動の一環として、ペーパーレス保険証券(eco保険証券)、Web約款を導入し、紙資源やエネルギーの節減を推進しています。お客さまがペーパーレス保険証券(eco保険証券)、Web約款を選択された件数に応じて、各地域のNPO団体や地方公共団体等へ寄付を行っており、地域に根差した環境保護活動に役立てられています。

環境負荷低減プログラムへの参画(ドイツ)

ドイチェポストDHLからの証明書
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ドイチェポストDHLからの証明書

あいおいニッセイ同和損保の欧州現地法人である、あいおいニッセイ同和ヨーロッパ社ドイツ支店(ADEドイツ支店)は、ドイチェポストDHLが実施している「Go Green プログラム」に2011年春から参加しています。「Go Green プログラム」は、お客さま宛ての郵便物等を配送する際に排出される二酸化炭素(CO2)量を算出し、同量のCO2を地球にやさしいプロジェクト(水力発電や風力発電のプラントなど)に再投資して相殺する、環境に配慮した輸送サービスです。

ADEドイツ支店では、2017年末までに合計約52トンのCO2排出量に相当する寄付を行い、ドイチェポストDHLから証明書を授与されました。本プログラムには、取引先である日本企業の現地法人や、地元ドイツの企業も多数参加しています。

ビルの環境配慮

三井住友海上駿河台新館
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三井住友海上駿河台新館

2012年2月に竣工した三井住友海上駿河台新館は、最新の環境共生技術を集約した省エネルギー建築です。本格的なダブルスキン(二重窓構造)外装システムにより、夏の熱負荷削減と冬の断熱効果が期待できるほか、自然換気システムも取り入れています。事務室の照明は、明るさセンサーによる自動調光と人感センサーによる自動点滅を行い、エネルギー使用量を削減します。また、屋上には太陽電池パネルを設置しています。

森林認証紙※の使用促進

MS&ADインシュアランス グループでは、2010年度よりパンフレット等の印刷物について森林認証紙への切り替えを推進しています。適切に管理された森林の木材から作られる紙を使用することで、森林保護を通じた生物多様性の保全に貢献することを目的としています。

 

(※)持続可能な森林利用や環境保全を目的に、適切に管理された森林からの木材を原料として製造された用紙