当社グループは、環境問題を経営の重要課題と位置付け、自らの事業活動における環境への負荷の低減に向け、環境基本方針を制定し、PDCAサイクルで取り組んでいます。

環境マネジメント

「MS&ADインシュアランス グループ 環境基本方針」のもと、グループ独自の環境マネジメントシステム「MS&ADみんなの地球プロジェクト」により環境取組を積極的に推進しています。

【MS&ADみんなの地球プロジェクト】

MS&ADグループは、2000年代前半より環境マネジメントシステムの国際規格であるISO14001認証を取得して以降、認証登録を維持し、独自の環境マネジメントシステムと組み合わせて環境取組を推進してきました。取組みが一定定着したことから、2021年3月末をもってISO14001認証登録を終了し、これまでの知見を活かしISO14001要求事項を踏まえた自主運営のマネジメントシステム「MS&ADみんなの地球プロジェクト」に一本化しました。

適用範囲

MS&ADグループの全ての会社を適用範囲としています。

推進体制と役割

MS&ADホールディングス(HD)は、サステナビリティ推進部門の担当役員を含む総合企画部が推進します。サステナビリティ推進部門に推進事務局を設置、推進事務局長を配置し、自社およびグループ全体の環境取組の企画・年次目標設定・推進・進捗管理を行っています。目標設定、進捗状況、総括等を担当役員に適宜報告し、レビューを取組みの改善に活かしています。
グループ各社においても自社内のサステナビリティ、環境担当部門に推進事務局を設置、推進事務局長を配置し、環境取組を企画・推進しています。グループ各社は年次で目標設定、推進、進捗管理、評価、役員報告を行い、継続的な改善を図っています。

モニタリング

四半期毎に推進事務局会議を開催し、進捗状況の確認を行っています。

環境教育

グループ全社員向けに、年次でeラーニングによる環境教育を実施しているほか、役員向けや階層別の勉強会・研修を適宜開催し、社員の意識醸成を図っています。

環境法規制対応

事業活動にかかる環境法規制を確実に順守するため、該当する環境法規制の確認や、環境法規制に基づく順守状況の点検等を年次で行っています。

CO2排出量の削減

気候変動の緩和に貢献するため、「パリ行動誓約」に署名しています。「世界の気温上昇を産業革命前から2℃より十分低く保ち、1.5℃に抑える努力を追求する」パリ協定の目標に沿って、2021年5月に2050年ネットゼロに向けたCO2排出量削減の中長期目標を全面的に見直しました。また、再生可能エネルギー導入率について、新たに目標を設定しました。

グローバルに事業を展開する保険・金融グループとして、グループ全社を挙げ、サプライチェーンも含めたCO2排出量削減に積極的に取り組んでいきます。

電力・ガソリン使用量の削減

リモートワークや在宅勤務の活用等、ビジネススタイル変革を推進し、社員の移動やオフィススペースを削減することで、ガソリンや電力の使用量削減を進めています。また自社ビルへの最新鋭の省エネ設備の導入、太陽光発電設備の設置、社有車の低燃費車両への入替え等により、電力・ガソリン使用量の削減を図っていきます。

紙使用量の削減

・保険契約やお支払い手続等の電子化、インターネット上で閲覧できる電子証券や約款の提供により、紙使用量を削減し、環境負荷を大幅に低減しています。
・保険金のお支払い手続をお客さまとのWebによる双方向コミュニケーションで実施し、保険金支払業務における社内プロセスのペーパーレス化を大手損保で初めて実現しています。

バリューチェーンにおける取組み

環境負荷低減の取組みは、当社グループだけにとどまらず、重要なビジネスパートナーとともに推進しています。また、業務で使用する物品については環境に配慮した製品を優先して購入するなど、グリーン購入に取り組み、バリューチェーン一体となって、持続可能な社会への貢献をめざしています。

エコアクション21認証取得支援

代理店や中小企業のお客さまに対して、環境省が推奨する環境マネジメントシステム「エコアクション21」の認証取得のためのプログラムを提供

エコ整備・エコ車検

自動車整備業を中心とする代理店組織である「アドバンスクラブ」を通じて、エコ整備・エコ車検の普及を推進。エコ整備・エコ車検とは、特殊な方法で自動車のエンジン燃焼室内を洗浄すること(エンジン洗浄)を中心とする整備技術。有害ガスの排出が抑えられるほか、燃費が改善し、使用燃料が減ることでCO2の削減に寄与

エコ安全ドライブ

環境にやさしく、燃料費の削減に貢献し、更に自動車事故の低減を実現する「エコ安全ドライブ」推進の支援ツールを提供

eco保険証券/Web約款の取組み
(MSA生命とMSP生命は

Web約款のみ)

保険契約に係る証券や約款のペーパーレス化を推進。三井住友海上とあいおいニッセイ同和損保は、eco保険証券・Web約款の件数に応じて環境保護の取組み等へ寄付も実施

 

三井住友海上 Green Power サポーター/ eco保険証券・Web約款

あいおいニッセイ同和損保 ペーパーレス保険証券・Web約款

三井住友海上あいおい生命 Web約款

三井住友海上プライマリー生命 Web約款

リサイクル部品の活用

事故発生時の車両修理にリサイクル部品を使用する自動車リサイクル部品の活用を促進

ご契約のお車の車両事故時に、リサイクル部品を使用して修理することをご契約時に決めていただくことで、車両保険料が5%割引となる特約を提供(AD)

グループの環境保全の取組み

当社グループの社員に対する普及啓発や、自社の環境保全活動に、積極的に取り組んでいます。

森林の再生と持続可能な地域社会形成の支援(インドネシア)

2005年度よりインドネシア政府と連携し、ジャワ島のジョグジャカルタ特別州において野生動物保護林の修復・熱帯林再生プロジェクトを16年にわたり推進しています。植樹により劣化した森林を再生させ、持続可能な地域社会の形成に向け、保護林の維持管理を行うと同時に周辺住民に植林や育林の技術指導を行って住民協働型植林を展開していくなど、地域経済の活性化にも努めています。

住民協働型植林の参加者による苗木の受取
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住民協働型植林の参加者による苗木の受取
ガジャマダ大学教授(正面)による環境教育の様子
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ガジャマダ大学教授(正面)による環境教育の様子

「あいおいニッセイ同和損保の森」での植林活動

ペーパーレス保険証券・Web約款の寄付取組として、北海道美幌(びほろ)町において、植林活動「あいおいニッセイ同和損保の森」を2019年8月にスタートしました。
樹齢50年をむかえ伐採のタイミングとなった針葉樹(主にトドマツ)に代えて広葉樹への植え替えを行い、生物多様性に配慮した森づくりを支援しています。
2019年から2021年の3年間で10ha(東京ドーム2個分)の土地に植樹を行う予定です。

MS&ADラムサールサポーターズ

グループの社員及び家族がラムサール条約登録湿地等の環境保全活動に2010年度より取り組んでいます。また湿地の豊かな生物多様性を伝える出張授業も行っています。

三井住友海上駿河台緑地

駿河台ビル・新館は、生物多様性に配慮した企業緑地として高い評価を得ています。敷地内には、地域に開かれた施設「ECOM駿河台」があり、環境に関する情報発信やワークショップの開催等を行っています。

プラスチック使用を削減する取組み

海洋汚染が深刻になる中、プラスチックの利用を減らし、また社員への海洋プラスチック問題の啓発を目的に、三井住友海上では2018年8月より社員食堂でのプラスチックカップ、ストローの利用を廃止しました。またあいおいニッセイ同和損保では2019年7月には、水栓直結式のウォータースタンドを設置し、マイボトルの利用促進を始めました。
さらに2020年7月には勤務中のプラスチック使用を減らすよう、レジ袋に代わるオリジナルのマイバッグや個人所有の飲料ボトルに添付してマイボトル利用を呼びかけるシールを作成し、グループ社員に配布するなど、グループを挙げてプラスチック使用を削減する取組みに力を入れています。

森林認証紙※の使用促進

当社グループでは、2010年度よりパンフレット等の印刷物やコピー用紙について、森林認証紙への切替えを推進しています。適切に管理された森林の木材から作られる紙を使用することで、森林保護を通じた生物多様性の保全に貢献します。
(※)持続可能な森林利用や環境保全を目的に、適切に管理された森林からの木材を原料として製造された用紙

サステナブル・シーフードの提供

2019年10月より駿河台ビル、2020年8月より千葉ニュータウンセンターの社員食堂において、サステナブル・シーフード※(持続可能な水産物)の提供を開始しました。毎月「サステナブル・シーフードデー」を設け、食堂利用者にサステナブル・シーフードを使ったメニューを提供しています。社員自らが「食する」ことで、サステナビリティ取組を実感するとともに、自ら消費行動を変革することで、持続可能な社会の実現にも貢献しています。
(※)持続可能な生産(漁獲・養殖)に加え、加工・流通・販売過程における管理やトレーサビリティの確保について認証を取得しているシーフードです。