個人投資家の皆さまへ、MS&ADグループについて
4つの質問から、わかりやすく解説します。
グループの中核会社である、三井住友海上「MS」とあいおいニッセイ同和損保「AD」の頭文字を組み合わせて、「MS&AD」と名付けられました。国内トップシェアの損害保険事業を中心に、5つの事業を展開する保険・金融グループです。
MS&ADグループには130年を超える歴史があります。前身会社の創業は1893年。合併・統合を経て、2010年にMS&ADグループが発足しました。現在は「世界トップ水準の保険・金融グループ」を目指して、48の国・地域で事業を展開しています。
日本のお客さまから
最も選ばれている損害保険グループ
(出所)各社公表数値及び日本損害保険協会統計資料より当社調べ
※MS&AD:三井住友海上、あいおいニッセイ同和損保、三井ダイレクト損保の単純合算値
国内No.1の顧客基盤と販売網
グループ修正利益に占める海外事業の割合は約40%。
なかでもASEAN地域では、
総収入保険料ランキングでNo.1のポジションを維持しています。
(出所)当社調べ(除く再保険会社)
※保険料は次の国のGWP合算:シンガポール、マレーシア、タイ、インドネシア、フィリピン、ベトナム
リスクの引受けと成長投資に十分
かつ健全な財務基盤
※国内保険会社等の格付け情報
※Economic Solvency Ratio:リスクに対して十分な
資本を確保しているかを示す指標
競合他社との比較で
株式市場からの評価は?
配当金と株価の値上がりを合せた株主総利回り(TSR)は、保険業界でトップクラスの上昇率です。2013年度以降11年連続で増配を継続しており、2024年度も増配予想です。配当利回りも4.2%(24年12月末株価ベース)と高水準。
従来の保険の枠組みを超えて、社会課題を解決するための“リスクソリューション”を包括的に提供できる“プラットフォーマー”であること。これが、当社グループのビジネスモデルです。
経済的な損失を補てんする従来の保険ビジネスから、社会課題の解決につながるソリューションを包括的に提供するビジネスへと、進化を続けています。
基盤となる保険事業で培ってきた知見に、AIやデータ分析などの先進技術を掛け合わせ、リスクに対して3つの視点からアプローチ。お客さまに安心・安全を多面的に提供し、同時にグループの成長にもつなげています。
専門的知識をもつプロフェッショナルが、豊富な蓄積データと最新の分析技術を使い、今まで探知できなかったリスクをいち早く見える化。リスクの予防・回避手段も提供します。
事故や災害、病気などが起こった後の経済的な損失を補てん。多様化するリスクに対応した新たな商品・サービスを提供します。
リスク発現後に回復を支援するためのサービスも提供。例えば、生命保険分野では、早期発見・早期治療に加えて、病気の重症化や再発を防ぐためのサービスを開発します。
将来の妊娠・出産に備えて卵子を保管する卵子凍結保管は、女性活躍推進や不妊治療の有効な選択肢のひとつとして注目されています。一方、費用が高額な上、凍結卵子が死滅した場合は補償されず、普及にハードルがありました。
三井住友海上は、実際に不妊治療を経験した女性社員の発案をきっかけに、日本初となる凍結卵子専用保険を開発。未受精卵子の凍結後、融解までの間に偶然な事故により凍結卵子に生じた損害を補償します。LIFEBANKが提供する卵子バンクの利用者向けに2024年4月から提供を開始しました。
近年の洪水の激甚化・頻発化により、将来の気候変動を踏まえて洪水リスクを把握したい、という企業のニーズが高まっています。しかし、洪水リスクを定量的に評価するためには、「将来のハザードマップ」が必要な上、現在のハザードマップからのみ算定する従来の手法では、潜在的な洪水リスクが見逃されているおそれがありました。
MS&ADインターリスク総研は、産学連携の研究プロジェクトを通じて「将来洪水ハザードマップ」を開発。2024年1月にはWebプラットフォーム「洪水リスクファインダー」をリリースし、ハザードマップがない地域のリスクマネジメントから将来の気候変動の影響まで、全世界の洪水のリスク分析が可能になりました。
「洪水リスクファインダー」の「将来洪水ハザードマップ」