市場概況

約8.7兆円
国内の損害保険業界の市場規模を表す正味収入保険料は、2020年度において、8兆6,927億円でした(日本損害保険協会会員会社ベース)。

正味収入保険料の推移

自動車関連6割
自動車保険(48.2%)と自賠責保険(9.7%)を合わせると、全体の約6割を占めています。

当社グループのマーケットシェア
日本国内で損害保険業を営む会社は2021年7月時点で54社(うち外国損害保険会社21社)ありますが、正味収入保険料では、MS&ADインシュアランス グループが、33%のマーケットシェアを占めています。

保険の種類とその移り変わり

さまざまなリスクへの備え
私たちの日常をさまざまなリスクが取り巻いています。損害保険は自然災害等偶然な事故の発生により被った経済的な損害や人的な損失(ケガの治療に要した費用等)を補償する保険です。

時代とともに変わりゆく
1960年代頃までは火災保険と海上保険が中心的な保険種目でした。その後のモータリゼーションの進展で自動車の保有台数が増えると、自動車保険や自賠責保険等自動車関連の保険が主力商品となってきました。また近年は賠償責任保険等の新種保険が堅調に増加しています。

家計地震保険加入は増加傾向
家計地震保険は1964年に発生した新潟地震を契機として、1966年に誕生しました。現在では火災保険の契約者に対する家計地震保険の付帯率は68.3%(2020年度)まで上昇しており、加入は増加傾向にあります。

家計地震保険は政府と共同運営
地震の発生による被害予測は困難なため、地震による建物の火災や損壊等は火災保険単独では補償されません。地震による損害に備えるために、政府と損害保険会社は共同で家計地震保険を運営しており、補償内容や保険料は保険会社間で差異はありません。

※本コンテンツは、保険産業や当社事業内容・経営戦略等をよりご理解いただくための補助資料として作成しています。
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