トップメッセージ

代表取締役社長 柄澤康喜

2016年度は、世界的に地震や台風、洪水など多数の自然災害に見舞われました。また、国際情勢においても多くの国で大きな変化が起こりました。刻々と変化するグローバル環境でさまざまな社会的課題が生じ、迅速な対応が求められています。

MS&ADインシュアランス グループは、経営理念に「グローバルな保険・金融サービス事業を通じて、安心と安全を提供し、活力ある社会の発展と地球の健やかな未来を支える」を掲げ、ステークホルダーの皆さまに対して継続的に価値を提供していくことを重要な役割と考えています。それを阻害する社会的課題から生じる多様なリスクの存在を事前に認識し、その発生を防いだり、万が一に備えたりすることで、安定した生活や活発な事業活動を下支えします。このような活動を通じお客さまに価値を提供する、これがMS&ADインシュアランス グループの価値創造ストーリーです。我々は社会の変化を的確に捉え、社会が求めていることに対して感度を高く保ち、どのようなお役に立てるのかを常に意識しつつ、新たなリスクに挑戦していく必要があると考えています。

当社グループのCSR活動は、中期経営計画「Next Challeng2017」グループ基本戦略を踏まえ、重点課題である2つの柱「商品・サービスの品質向上を通じた信頼の獲得(品質向上への取り組み)」「商品・サービスの品質向上を通じた社会的課題解決への貢献(事業を通じた社会的課題解決への貢献)」を中心に据えています。取り組みにあたっては、2015年に国連サミットで策定されたSDGs(持続可能な開発目標)や昨今の環境変化を踏まえ、ステークホルダーの皆さまの関心が高く、MS&ADインシュアランス グループの事業と関わりの大きい課題に重点を置き、取り組みを深化させました。

人々の生活や企業の事業活動にリスクをもたらす社会的課題はさまざまです。技術の進展に伴い新たなリスクが生まれ、異常気象による自然災害の甚大化しています。また、高齢化の進展に伴い、介護・医療に関するリスクが増え、健康的に年を重ねることが課題となっています。MS&ADインシュアランス グループは、多様なリスクを事前に見つけてお伝えし、予防策を講じ、万一の時にはリスクを低減する方法をステークホルダーの皆さまに提供する事業活動そのものを通じて、社会的課題の解決に貢献することを目指しています。

2016年度は、事故防止や気候変動に伴う自然災害への対応として、事故のない社会に向けた新技術の調査、テレマティクス技術やビッグデータ等を活用した商品の提供、最新の洪水被害予測モデルに基づくリスク分析による防災・減災取組等を推進しました。また、高齢社会の進展に伴い注目度が高まっている健康管理や豊かな老後を支える取り組みも進めています。スマートフォンアプリによる健康管理機能や高齢社会のニーズに合った商品の提供等、グループの強みである多様性を活かしつつ、社会に必要とされる商品・サービスの開発、提供に力を注ぎました。1つでも多くの社会的課題の解決に貢献するよう、ステークホルダーの声を真摯に受けとめ、絶え間なく改善と品質向上を行っています。

昨今はESGに注目する投資家が増えていると感じます。これは社会・環境・ガバナンスにどれだけ高い感度を持っているかが見られていると理解しています。不透明感が高まる社会において、外部環境の変化と課題に高い関心を持つ企業こそが、事前にリスクに対処でき、新たなビジネスチャンスをつかむこともできます。投資家は、そうした視点で企業の成長力を問うているのだと思います。多様な人財が高い感度をもって変化に対応していくことが、当社の力の源泉になっていくと考えています。この源泉となる多様な人財が一層活躍できるよう、働き方改革にも取り組み、社会から求められる商品やサービスを開発・提供し、持続可能な社会の形成に貢献してまいります。


2017年7月

代表取締役社長柄澤康喜


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