保険金融商品・サービスを通じて地球環境保護に貢献する
地球温暖化がこのまま進むと、集中豪雨の際の雨量が増加するほか、台風の強度が強まる可能性が高いといわれています。気候変動のリスクをお客さまにしっかり伝えること、自然災害に備える保険商品や、異常気象や天候不順に備える天候デリバティブなどの商品で被害に備えていただくことは、保険・金融サービス事業者の大切な役割です。しかし、被害に備えるだけではなく、進みつつある温暖化を少しでも食い止める責任を果たしていくことが、持続可能な社会づくりに貢献していく上で最も重要な課題の一つであると考えています。
MS&ADインシュアランス グループでは、本業を通じて地球温暖化を防止する取組みを進めるため、これまでの枠組みにとらわれない新たな商品・サービスのあり方を考え、開発に取り組んでいます。
環境にやさしい保険商品・サービス
Web約款の導入
環境保護活動の一環として、三井住友海上社は2010年1月の契約より、また、あいおいニッセイ同和損保社は2010年10月の契約より、ペーパーレス化につながるWeb約款を導入し、紙資源の節約を推進しています。また、Web約款の主旨に賛同し、選択いただいた契約件数に応じて、地球環境保護への取組みなどに寄付する活動を行っています。
エコマーク認定取得
エコマーク(表示イメージ)
三井住友海上社、あいおいニッセイ同和損保社では、Web約款の推進、安全運転のための情報発信、自動車リサイクル部品の活用促進等の環境負荷削減取組みを踏まえて、エコマーク※認定を取得しました。
※エコマークとは、財団法人日本環境協会によって運営されている環境負荷が少なく、環境保全に役立つ商品を認定する環境ラベル制度で、2010年11月に新しい商品類型である自動車保険の基準が制定されました。
Green Power サポーター
Green Power サポーター
三井住友海上社では、「保険」を通じてお客さまとともに地球環境保護に取り組む「Green Power サポーター」の仕組みを構築しています。
紙の使用量を削減する「Web約款」「電子契約手続」、CO2や有害物質の排出を削減する「エコ整備・エコ車検」、環境にやさしい自動車修理を行う「リサイクル部品活用」4つの取組みの利用実績に応じて、地球環境保護への取組みなどに寄付しています。2010年2月から1年間で、2,300万円の寄付を行いました。
天候デリバティブ
三井住友海上社では、異常気象や天候不順といった気象現象の変動によって生じる損失を回避・軽減する効果を持つ天候デリバティブ商品や、地震の発生によって生じる損失を回避・軽減する地震デリバティブ商品を、お客さまのニーズに応じて設計し、販売しています。また米国においても、子会社を通じて天候リスクヘッジ手段を提供しています。
天候デリバティブ事業を積極的にグローバルに展開し、気温だけでなくさまざまな気象要素を対象とする取引を数多く行っていることが評価され、米国子会社が英国の月刊誌「Environmental Finance」主催の天候デリバティブ部門における「2010年アジア最優秀ディーラー」を受賞しました。
環境負荷の軽減につながる各種商品の提供(あいおいニッセイ同和損保社)
先進環境対策車割引制度「ECO2<エコツー>割引」
環境貢献度のより高い自動車のさらなる普及促進を目的とし、ハイブリッド自動車・電気自動車・CNG車(圧縮天然ガス自動車)に対して先進環境対策車割引を導入しています。
耐損傷性・修理性割引「ドーン!とおまかせ」
「壊れにくく、修理しやすく改善された自動車」は、万が一の事故の際に生じる修理費が軽減されるだけでなく、損傷範囲の低減に伴う交換部品の削減(=廃棄部品の減少)による省資源化、自動車修理工場における作業負荷の軽減、塗装溶剤などの環境負荷物質の排出量低減にも寄与する環境にやさしいクルマといえます。本商品は、「環境にやさしいクルマ」に対する割引制度です。
実走行距離連動型自動車保険「PAYD(ペイド)」
実走行距離連動型自動車保険「PAYD(ペイド)」
自動車の車載端末から得られる情報を活用し、「実際に走った分だけ保険料を支払う」という画期的な実走行距離連動型自動車保険「PAYD(ペイド)」を開発、販売しています。毎月の走行距離が少ないユーザーの保険料が安くなるため、ガソリンの使用量を少なくし、CO2排出削減につながる「環境にやさしい自動車保険」です。
ハートフルリサイクル
「ハートフルリサイクル」パンフレット
循環型社会の実現に向けて「自動車リサイクル法」に対応した「リサイクル部品使用特約」を開発し、2002年4月より、車両保険料が5%割引となるリサイクル部品使用特約付自動車保険「ハートフルリサイクル」として販売しています。
ISO/HACCP割引
2007年7月から、企業分野賠償責任保険(タフビズ賠償総合保険等)において、環境マネジメントシステムの認証を取得しているお客さまに対する割引制度として、「ISO/HACCP※等割引」を導入しています。
※HACCP:食品衛生管理システムの一つ
自動車リサイクル部品の活用
MS&ADインシュアランスグループでは、循環型社会の推進や環境負荷軽減に向けて、自動車事故に遭われたお客さまにリサイクル部品を利用した自動車の修理をご提案し、リサイクル部品の活用を進めています。
三井住友海上社では、お客さまや修理工場に対して、リサイクル部品に関してわかりやすく丁寧に説明するともに、お客さまのご希望・ご要望を十分にお伺いしながらリサイクル部品の活用を推進しています。
あいおいニッセイ同和損保社では、自動車リサイクル部品の活用を推進するため、損害保険業界初の「全損車両ネットオークションシステム」をNGPグループ※1と共同で開発しました。本システムは、廃棄自動車の適法な処分、リサイクルパーツの製品化を目的とし、リサイクルパーツの利用の促進や、修理時の活用提案を実施しています。2010年度のオークション実施状況は、出品台数約18,000台、参画業者も約1,400社に上りました。また、2009年6月より、リサイクルパーツを活用して修理を行った車両保険契約のお客さまへ「エコ・アクション・ポイント※2」の提供を開始しました。1回の事故につき一律500ポイント(500円相当)を提供しています。
※1)NGPグループ:解体業者の全国ネットワーク
※2)エコ・アクション・ポイント:環境省が進める取組みで、温暖化対策型の商品・サービスの購入や省エネ行動に対して、ポイントを提供する仕組み。たまったポイントで商品・サービスとの交換などができます
エコ整備・エコ車検
三井住友海上社は、整備工場の代理店組織である「アドバンスクラブ」を通じて、エコ整備・エコ車検の普及に努めています。エコ整備・エコ車検とは、特殊な方法で自動車のエンジン燃焼室内を洗浄すること(エンジン洗浄)を中心とする整備技術です。エンジン燃焼室内に溜まったカーボンなどを取り除くことで、有害ガスの排出が抑えられるほか、燃費が改善し、使用燃料が減ることでCO2の削減にもつながります。エンジン洗浄を実施する整備工場の数は、2011年3月末で約442工場になりました。
「エコアクション21」認証取得支援
MS&ADインシュアランスグループでは、環境省が推奨する環境マネジメントシステム「エコアクション21」認証の取得支援をしています。
三井住友海上社では、エコ整備に取り組む「アドバンスクラブ」の会員を対象に、各地域の審査人が講習の実施と継続的なフォローを実施する、「関係企業グリーン化プログラム」に参加して取り組みを進め、2011年3月末では300社を超える会員が同認証を取得しました。
あいおいニッセイ同和損保社でも、「あいおいニッセイ同和全国プロ会※」とともに同プログラムに参加し、代理店のみならず地域の中小企業に認証取得への提案活動を展開しました。これまで約750の代理店・企業が認証を取得し、地域の中小企業と一体となった地球温暖化防止策に力を入れています。
※あいおいニッセイ同和損保社、およびあいおい生命社の専業代理店組織。損保・生保の有資格者が活動
ソーラーローン
太陽エネルギーを電気に変換する太陽光発電システムは、CO2を排出しない環境にやさしいエネルギーとして、これからの低炭素社会づくりにかかせません。一般家庭にも設備を設置することが出来るため、節電意識の高まりやグリーン電力の使用を望む消費者のニーズにも沿っています。三井住友海上社、あいおいニッセイ同和損保社では、こうした消費者ニーズに応え、専用ローンの提供を行い、システムの普及促進に貢献しています。
エコ安全ドライブの取組み支援
MS&ADインシュアランスグループでは、環境にやさしく、燃料費の削減に貢献し、さらに自動車事故の削減を実現させる取組みである「エコ安全ドライブ」推進のための支援ツールを用意し、積極的に企業の皆さまにご提案しています。
