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2.生命保険業界

市場規模

日本は生命保険大国

日本の生命保険業界の市場規模は、約40兆円(年間の生命保険料ベース)となっており、米国に次いで世界第2位の規模を誇っています。
最新の調査では、生命保険の「世帯加入率」は89.2%で、実に10世帯のうち9世帯が何らかの生命保険商品に加入しているという「保険大国」なのです。

日本の生命保険市場規模(生命保険料の推移)

販売チャネルは多様化

国内で営業展開する生命保険会社の数は41社(平成29年3月時点)で、そのうち外資系生保が14社、3メガ損保グループに属する(いわゆる)損保系生保(損害保険グループ傘下の生命保険会社の子会社)が4社、インターネット専業が2社となっています。
生命保険の販売チャネルは近年多様化しています。伝統的な営業職員チャネルに加えて、外資系生保のライフプランナーや損保系生保の代理店、銀行窓販、通信販売、来店型保険ショップなど、保険加入の際の消費者の選択肢が広がっています。
また近年、インターネットの普及などで消費者の保険に対する知識が深まったことや、所得水準が伸びないことなども背景に、生命保険商品を積極的に見直そうという機運が高まっており、自ら進んで保険ショップなどに足を運ぶ消費者も増加傾向にあります。

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保険の種類とトレンド

第一分野の保有契約高は1996年をピークに減少傾向に

生命保険とは人の死亡や病気・ケガなどに備える保険を指します。万が一の死亡に備える保険には、終身保険・定期保険・養老保険など「第一分野」と言われる商品があり、病気やケガに備える保険としては、医療保険・がん保険・介護保険など「第三分野」と言われる商品があります。ちなみに、自動車保険や火災保険など「モノ」の損害を補償する損害保険は「第二分野」と称されます。

生命保険は1960年代以降の日本の経済発展と人口増加を背景に、急速に国民に普及し、1970年代には生命保険の世帯加入率は90%を超えました。一家の主に万が一のことがあった場合に残された家族を支える「第一分野」の商品がけん引したのです。
死亡保険の総保障額である「保有契約高」は右肩上がりで拡大していきましたが、1996年度をピークに頭打ちとなり、以後は徐々に減少傾向に転じて現在に至っています。代わって1990年代後半から伸びてきたのが、医療保険やがん保険など「第三分野」の商品です。

保有契約高(個人保険)の推移

医療・がん保険など第三分野が主力に

医療保険やがん保険は「生きるための保険」とも言われ、病気やケガをした際の入院・手術などのリスクに備える保険です。個人保険の新規契約件数に占める医療・がん保険の割合を見ると、2000年度の23.0%から2015年度の37.1%へ上昇し、生命保険の中でも主力商品となっていることが分かります。

近年、従来は保険への加入が難しかった「持病や既往症がある人」向けの専用の医療保険(引受基準緩和型医療保険)などの新しいタイプの商品も登場しており、高齢化が急速に進展する中、持病や既往症などで保険の加入が難しかった中高年層も、入院・手術リスクに備えることが可能になっています。

また、その反面、健康な人によりメリットを感じてもらえるように、健康状態が良い人には通常よりも安い保険料を提示したり、健康であれば支払った保険料が満期時に戻ってくるタイプの医療保険も登場しています。

生命保険の主力は第3分野に ~個人保険契約の内訳推移~

さらに、今後の本格的な高齢化社会の到来で、顧客ニーズが高まっていくと考えられているのが介護保険です。公的介護保険制度だけではカバーしきれない介護に関わる費用への備えとして、近年生命保険会社各社が新商品を発売しています。
また、2002年10月の銀行窓販の解禁で販売が本格化した個人年金保険も、公的年金制度への不安が高まる中、堅調に保有契約高を伸ばしています。

個人年金保険の種類別保有契約件数の推移

※本コンテンツは、保険産業や当社事業内容・経営戦略等をよりご理解いただくための補助資料として作成しています。
正確かつ公正な情報を掲載するよう努めておりますが、その内容を保証するものではありません。

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